九州共立大からドラフト1位で指名され、今季でプロ12年目。広島・大瀬良大地投手(34)が節目の数字に到達した。16日のDeNA戦(マツダ)でNPB歴代185人目となる通算1500投球回を達成。「本当にいろいろな人に支えられて、1500イニング、ここまでこられたので僕を支えてくれる皆さんに感謝したい」と口にした。
常に感謝の気持ちを忘れない九州男児だ。同戦も大瀬良の後を受けた2番手、中崎が好リリーフ。「野手とリリーバーのみんなに感謝のゲーム」と振り返り、中崎については「ここまでたくさんの時間を共有している間柄。苦しい時も知っているし、また1軍で一緒に頑張っている時間を共有できることは僕にとっては幸せですし、彼の頑張りが僕の励みにもなる」と刺激し合える存在だという。
尊敬の念を抱くのはチームメートだけではない。大瀬良は登板時、必ず各塁審に向かって帽子を取り、あいさつを交わす。そのことについて「若い頃は自分のことで精いっぱいだったからやっていなかったけど、年齢も重ねて余裕もできたので、やるようになりましたね。審判の方へのリスペクトも込めて」と明かす。
「球審の方とは試合のなかで接点のようなものがありますけど、塁審の方とはなかなかないですしね。あいさつは人として当たり前のことなので」とさらりと言う。
特に立ち上がりは先発投手にとって重要。だからこそ、登板直前は投球に集中している投手が多いが、そんなときでもリスペクトの心を忘れないのが大瀬良大地という男だ。
プロ12年目の今季。「後輩たちの壁になれるように。いろんなところで名前を残せたら」と、チームの内外で存在感を示すことに闘志を燃やしている。豊富な経験と実績に、先発ローテーションの軸を担う実力で中堅、若手投手に刺激を与え、チームを活性化させていく。(西垣戸理大)