右後十字靱帯損傷から1軍復帰を目指すヤクルト・長岡秀樹。「奇跡の一本松球場」で行われたイースタン・リーグ、楽天戦に出場した (イースタン・リーグ、楽天―ヤクルト、27日、陸前高田)右後十字靱帯損傷からの1軍復帰を目指すヤクルト・長岡秀樹内野手(23)が、「2番・遊撃」で先発出場。5打数2安打1打点と活躍し、実戦復帰後9試合目で初のマルチ安打をマークした。
三回無死一塁で右前打を放つと、四回2死一、三塁では左前適時打。前日26日の2軍楽天戦(横手)後には、「確率よく、どうやったらヒットになるかとか、もっともっと考えないといけないなと思う」と課題を挙げていたが、大松チーフ打撃コーチから助言をもらい、バットの出し方など修正を図ったことが奏功した。
この日は、甲子園を目指す千葉県大会の決勝が行われた。母校・八千代松陰高は27年ぶり2度目の聖地を目指したが、延長十回タイブレークの末に7―8で市船橋高に敗戦。試合前から結果を気にしていた長岡は、残念そうな表情を浮かべたが、後輩たちの活躍に刺激を受けた。
「やっぱり八千代松陰が勝つって高校野球の概念を変えていくのかなという考え方がある。文武両道で野球だけじゃないという面では、練習時間も他の高校に比べたら全然ないし、その差をどう埋めるかと考えたら、やっぱり考えてやらないといけない。八千代松陰が勝つことで今までの概念が変わっていく気がして僕はうれしいですし、刺激を受けるし、お互い頑張って行きたいという感じです」
完全下校の時間が決まっており、1日の平均練習時間は約1時間。文武両道を目指す中で、他の強豪校に比べれば、野球に費やす時間は確かに限られている。「(甲子園まで)あと一歩のところまで来られたのは、概念を変えつつあるのかなと。すごいなとシンプルに思いますね」と後輩たちをたたえた長岡。母校の奮闘も力に変え、1軍復帰を目指す。