パインレークGCの13番はガードバンカーが効いている
パインレークオープンはメンバーの手作りで行われた
左はパインレークGCの廣田貢三理事長
パインレークGCの吉岡直運営委員長(左)から松村プロに優勝トロフィーが手渡された
優勝した松村プロ(右)には賞金50万円が贈られた。左はパインレークGCの梅田義彦キャプテン
ローアマを獲得した藤田選手(右) ギャラリーページで見る昨年に開場40周年を迎えた「パインレークゴルフクラブ」(兵庫・西脇市)が、メンバーによる「実践力Ⅶ(第7章)」に突入した。今月3日にメンバー手作りのトーナメント「第1回パインレークオープン2025」を開催。松村景太プロが4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの1アンダー、71で初代王者の栄冠を手にした。3オーバーの藤田和輝選手がローアマチュアを獲得した。
メンバーによる「実践力」が第7章に突入したパインレークGCで、激闘が繰り広げられた。3日の「第1回パインレークオープン2025」は10ミリの降雨の中、定刻通りに開始。プロ38人、アマ94人の計132人が参加し、松村景太プロが1アンダーで初代王者に輝いた。
同GCは1984年に関西初のUSGA方式のサンド(砂)のベントワングリーンでスタート。同GCが誇る高速グリーンは水はけも良く、10ミリの降雨ではびくともしない。10・9フィートの速さを維持し、雨で重くなると思って打った強気のパットは全てオーバーしていた。
この大会は開場40周年記念事業の一環に位置づけ、男子ツアーや兵庫県内のオープン競技が減少する中、ツアーでの活躍を目指すプロ、または研修生と競技ゴルファーがレベルアップや腕試しができる舞台を提供。ゴルフの素晴らしさを発信し、ゴルフ業界の発展につながればという思いから、同GCの理事会と理事会内に設けられた「運営委員会」主動で開催された。
「メンバーのメンバーによるメンバーのためのクラブライフを追求」を基本理念に掲げる同GCらしく、今回のトーナメントは、メンバー各自が、知り合いのプロに声がけしたり、ホームグラウンドの練習場に大会ポスターの掲示を依頼。また運営面でもメンバーがギャラリーの対応や競技員を引き受け、メンバーによる手作りのトーナメントとなった。
熱戦の舞台となった同GCは、世界33カ国275以上の名コースを手掛けるR・T・ジョーンズJr.が設計。景観美は「マスターズ」の舞台となっているオーガスタ・ナショナル(米ジョージア州)にちなみ、「日本のオーガスタ」と称されているほどだ。
設計の醍醐味は、いかに自然の状態を残すのか、クラブハウスを中心にどんな動線を描くのか、シグネチャーホールをどこに設けるのかといったように、さまざまな要素をパズルのように組み立てることだ。危険だが成功すればスコアの報酬があるベストルートと、安全なパーやボギールートがパインレークGCには随所に設けられている。いわゆるRisk&Reward(危険と報酬)だ。大会当日も報酬のあるベストルートを多く攻略した選手に、勝利の女神はほほ笑んだのだろう。