準々決勝の堺東戦で四回、2点三塁打を放つ大阪桐蔭・宮本(撮影・上阪正人) 春季高校野球大阪大会準々決勝(大阪桐蔭15-1堺東=規定により六回コールド、10日、GOSANDO南港)大阪桐蔭は堺東を15-1のコールドで下し、2年ぶりに準決勝進出した。
先発した左腕・佐井川湧牙投手(3年)が一回1死から下西に左前打、木下に左翼線適時打を許して先制されたが、打線は二回、吉野颯真内野手(3年)の適時打と桑元信祐内野手(3年)の右犠飛で2-1と逆転。三回には3番打者を担った宮本楽久内野手(3年)の中越えの適時打三塁打で追加点を挙げると、四回には宮本の右中間を破る2点三塁打などで4点を挙げて7-1と突き放した。その後も五回に増田湧太捕手(3年)が左越えに2ラン本塁打を放つなど着々と加点。13安打15得点の猛攻で押し切った。
先発・佐井川は二回以降は走者を許さず、六回は高橋輝羽投手(3年)がマウンドに上がり、試合を締めた。
佐井川は直球、スライダーが切れよく決まり計11三振を奪い「このチームは中野(大虎)、森(陽樹)の2人が背負ってきていると思っている。その後ろに僕がいて、しっかり2人を支えて楽に投げさせてあげたい」とさらなる貢献を誓った。西谷浩一監督(55)も「中野、森だけじゃなくて、一緒に投げられるぐらいになってほしい」と期待した。
昨年春夏の甲子園を経験している宮本は六回にも二塁打を放って3安打3打点とクリーンアップとして打線を引っ張る役割を果たした。
大阪桐蔭は昨年の春季大阪大会では準々決勝で大院大高に苦杯をなめた。昨秋の大阪大会では決勝で履正社に敗れており、宮本は「自分たちはチャンピオンになれていないという意識が強い。昨秋のことをずっと考えてきた。低反発バットになって僅差の試合が増えてくる。そこでどれだけしぶとく粘って勝てるか。粘り勝ちができるチームが自分たちの理想。競ったときに強いチームを目指します」と大阪の頂点獲りへ気持ちを高めた。