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DeNA・バウアー、日本初完封勝利! 中5日で122球「先発した試合は必ず完投したい」

六回にキャベッジを空振り三振に仕留め雄たけびをあげるDeNA・バウアー(撮影・荒木孝雄)

最強助っ人が、ほえた! DeNAに2季ぶりに復帰したトレバー・バウアー投手(34)が3日、巨人6回戦(横浜)に先発登板し、1-0の来日初完封で今季2勝目を挙げた。122球を投げて6安打、7奪三振の熱投で、キャリアでは米大リーグ、レッズに在籍した2020年8月以来、5季ぶりの完封。4月26日からのゴールデンウイークは5勝1敗で、最大6に膨らんだ借金を1に減らした。

3万3806人を飲み込んだ横浜スタジアムに「バウアーコール」が渦巻いた。今季初のスライド登板となった34歳のバウアーが来日初の完封勝利。14歳下の女房役、松尾とハグで喜びを分かち合うと、視界に広がる青く染まった光景に目を細めた。

「皆さんの声援で九回のマウンドに立つ勇気を与えてもらった。皆さんの前でプレーできるのが一番の喜びです」

1-0の九回。既に110球を投じていたが、当たり前のようにマウンドへ。「(コーチからの)確認は特になかった。いけるところまでいくというプランだった」。1死から内野安打を許したが、後続を断ち2勝目をマーク。最速152キロの直球と落差の大きいカーブで緩急を付け、巨人打線を6安打に抑えた。

バウアー(右)と松尾汐恩の呼吸もぴったりだった(撮影・荒木孝雄)

キャリアでは米大リーグ、レッズでプレーした2020年8月以来、5シーズンぶりの完封。前回の対戦で2本塁打を許した岡本には五回に先頭で左越えに運ばれたが、二塁で相手がベースから離れた一瞬の隙を逃さず牧がタッチ。「1点もあげたくない場面。本当に素晴らしいプレー」とチームメートに感謝した。

DeNAに復帰後初勝利を挙げた4月27日の広島戦に続き、20歳の松尾とバッテリーを組んだ。松尾がA4用紙に手書きで相手打線の特徴などをまとめたメモを基に、ミーティングを実施。プレーでも3度の盗塁阻止に決勝犠飛と助けられた。

「松尾は親しみやすい性格。自分の20歳の頃を思い返すと、シャイで口数も少なく、誰とも話せなかった」。バウアーが20歳だった2011年は米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)に在籍。同年6月にドラフト1巡目(全体3位)でダイヤモンドバックスに入団し、プロとしてのキャリアをスタートさせたばかり。当時の自身と比較し、松尾に頼もしさを感じた様子だった。


大原コーチに作ってもらった「てるてる坊主」を首から提げて取材に応じるバウアー(撮影・阿部慎)

中4日で登板した前回4月27日の広島戦は、来日最多129球を投げて今季初勝利。今回はスライド登板で中5日となり、122球で1試合を投げ抜いた。「性格上、先発した試合は必ず完投したい」と信条を明かし、「もう少しストライクを投げられたら球数をセーブできた」と涼しい顔で言った。前回登板の翌日は神奈川・横須賀市の球団施設「DOCK」でケアを行った後、観光名所の古都・鎌倉を訪れてリフレッシュ。2度目の日本を楽しむ余裕も剛腕を支える強さだ。

無尽蔵のスタミナに、三浦監督は「バウアーですから」とサラリ。4月26日からのゴールデンウイークは5勝1敗と好調で、借金を1に減らした。

沢村賞を目標に掲げるバウアー。完投の数も選考基準に入るだけに「チームにとっても、自分にとっても、良かった」と胸を張った。(阿部慎)

★てるてる坊主

バウアーは試合後、てるてる坊主を首から提げて報道陣の前に登場。頭部にバウアーの顔写真が貼られており「My new friend(僕の新しい友達だ)」と上機嫌だった。自称雨男は登板予定だった前日2日の試合が中止となり、大原チーフ投手コーチ兼投手コーチから、てるてる坊主をもらったという。この日は快晴で白星もゲット。「自分のロッカーに飾って、これからも自分の登板日に雨が降らないことを祈る」と笑顔を見せた。

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