2012年に夏の甲子園に出場した成立学園高(東東京)の新監督に、今春から元西武で前JPアセット証券監督の安藤信二氏(54)が就任することが27日、明らかになった。
安藤氏は大分県出身。佐伯豊南高3年夏は、エースとして大分大会決勝で津久見に敗れて甲子園出場はならなかったが、その秋ドラフト4位で西武に指名された。西武では内野手に転向し、8年間プレーした。
その後、台湾球界、社会人のクラブチームなどを経て、環太平洋大(中国)の監督で全日本大学選手権出場に導いた。2023年から昨年まで社会人野球のJPアセット証券の監督を務め、都市対抗野球、日本選手権を目指してチームを率いていた。成立学園高の監督に就任し、高校、大学、社会人のチームで指揮を執ることになる。日本のアマチュア球界で3つのカテゴリーを率いるのは珍しい。
安藤監督は「高校野球というと、川崎(憲次郎、元ヤクルト投手)の津久見に決勝で負けて以来のことになる」と高3の夏を振り返り、新たに指導者として春季大会から挑む。
★元慶大監督・福島敦彦氏らに次ぐ3カテゴリーでの指揮
大学、社会人、さらには高校野球という3つのカテゴリーで監督を務めた例としては、慶大、中山製鋼、報徳学園高(1974年選抜大会優勝)を率いた福島敦彦氏、法大(1982年全日本大学野球選手権優勝)、日本IBM野洲、新居浜商(1975年夏甲子園準優勝)の鴨田勝雄氏(故人)、東洋大で全日本大学選手権出場、日本通運と西部ガスで都市対抗出場、現在海部高(徳島)を指揮する杉本泰彦監督らがいる。