「第44回大阪国際女子マラソン」が26日、大阪・ヤンマースタジアム長居発着で行われる。2000年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(52)と04年アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずきさん(46)は、今回もレースを生中継するカンテレの解説を務める。9月の世界選手権代表の座を懸けた選考レースとして行われる今大会を、金メダリスト2人が展望した。(取材構成・鈴木和希)
――日本勢の注目選手は
高橋「私は鈴木優花さん、松田瑞生さん、伊沢菜々花さんの3強だと思っています。特に復帰してから飛ぶ鳥を落とす勢いで好記録を出している伊沢さんは、マッチしたら爆発的な力が出るのでないでしょうか」
野口「私は鈴木選手に注目しています。パリ五輪の難コースで自己ベストを出したので、高速コースの大阪でどこまで記録を縮められるかに期待したいです」
――実力のある海外勢が参戦する
高橋「持ちタイムが速いからといって、恐れないこと。壁を作るのではなく、パリ五輪で入賞した鈴木さんのように、果敢にチャレンジしてほしいです」
野口「途中で海外選手が前に出たときについていく度胸が大事。それをやらないと、この先の大きな大会では通用しないと思います。一か八かでもいい。世界で通用する選手が一緒に走ってくれるので、どんどんチャレンジしてくれ!と思っています」
――世界選手権の参加標準記録(2時間23分30秒)が設けられている
高橋「そこをクリアしたら代表になれるとは誰一人として思っていないはずなので、忘れていいと感じています。代表になるためには、2時間20分くらいが必要になるのではないでしょうか」
野口「標準記録に注目してしまうと、それだけの記録しか出せない。もっと大幅に記録を更新するという気持ちで走ってほしいです」
――今大会に期待することは
高橋「希望では2時間20分を切る走りに期待したいです。昨年の前田穂南さんの2時間18分59秒をピリオドにしたくはないから。今は日本のマラソン界がレベルアップする大切なチャンスのとき。2時間20分を切るのが当たり前になってほしいという思いがあります」
野口「私は全体的な底上げに期待しています。2時間20分~22分台で走る人が大量に出てほしい。世界から取り残されないために、大胆に挑戦してほしいです」
大会ガイド
★スタート 2025年1月26日(日)午後0時15分号砲
★コース ヤンマースタジアム長居-昭和町-今川2-大池橋-勝山4-森ノ宮-OBP-土佐堀通-大阪城公園-森ノ宮-玉造-長堀通-新橋-御堂筋-淀屋橋-土佐堀通-大阪城公園-森ノ宮-勝山4-大池橋-今川2-昭和町-ヤンマースタジアム長居=42・195キロ
★放送 テレビはフジテレビ系で正午から生中継。民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」でも同時配信。大会の公式YouTubeチャンネルでは裏生実況をライブ配信する
【主催】日本陸上競技連盟、産経新聞社、サンケイスポーツ、関西テレビ放送
【共催】大阪市
【主管】大阪陸上競技協会
【協賛】奥村組
【協力】ダイハツ工業、シチズン時計、HOKA、森永製菓