「第44回大阪国際女子マラソン」(26日、大阪・ヤンマースタジアム長居発着、サンケイスポーツなど主催、奥村組協賛)日本歴代10位の好記録をマークし、日本勢最高の2位でフィニッシュした小林香菜(23)=大塚製薬=の母・美絵さん(60)が沿道から声援を送り、大会終了後に取材に応じた。
所属する大塚製薬の応援団に囲まれ、笑顔で記念撮影する親子の姿があった。美絵さんはわが子の大活躍に驚きの表情を浮かべた。
「途中は『ばてないでなんとか遅れないでほしい』と思っていたら、最後に抜かしたのでびっくりしました」
レース前日に群馬県から懸けつけ、スタートを競技場で見届けたのち、森ノ宮から玉造へと場所を移動しながらレースを沿道で応援した。中間点付近で遅れ始めたときは「もうだめなのかなと思ったんですけど、よく頑張ってくれた」。最後まで懸命な走りを続けて、最終盤の追い上げで日本勢最上位を勝ち取ったことをねぎらった。
早大では陸上部に入らず、サークルに所属。それでも自転車で30分かけて一人で競技場まで向かい、練習を繰り返す姿を見た美絵さんは「誰にも強制されないのに一人でずっと走っていたので、よっぽど好きなんだなと思っていました」と振り返る。市民ランナーとしてマラソンを続けると思っていただけに、実業団入りを聞いたときは驚いたが、「本人の決意が固かった。『中途半端は嫌だから』って言われて」と熱意の大きさを感じ取った。
実業団1年目で世界選手権代表の座が近付く好走に「今まで指導者がいなかったのが、恵まれた環境になって伸びているのかな」と話した。活躍を続ける姿を見守り、これからも声援を届けていく。(邨田直人)