ヤクルトの新入団選手発表会が4日、東京都内で行われ、ドラフト1位の中村優斗投手(21)=愛知工大=ら9選手が参加した。同2位のモイセエフ・ニキータ外野手(18)=愛知・豊川高=は1年目での1軍入りを宣言。来オフにポスティングシステムでメジャーに挑戦する可能性がある村上宗隆内野手(24)の近くで技術を吸収するべく、早期活躍を誓った。
同じチームでプレーできる環境を最大限に生かす。育成を含む9選手が参加した新入団選手発表会。ドラフト2位のモイセエフが、高津監督から手渡された背番号31のユニホームに袖を通し、希望に満ちたまなざしで言葉に力を込めた。
「村上選手に打撃のことを聞きたい。(村上は)来年が日本でやる最後のシーズンになる可能性が高い。高卒1年目で難しいとは思うけど、少しでも1軍の試合で出られるように頑張りたい」
モイセエフはロシア出身の両親の下で生まれ育ったスラッガー。182センチ、87キロの体格を誇り、高校通算18本塁打を放った。プロ7年目で224本塁打を記録する同じ左打ちの村上の後継者として期待され、「(村上から)吸収して成長につなげたい」。強く意識するが、目指すべき指針は来オフにポスティングシステムでMLBに挑戦する可能性があり、近くで学べるチャンスは多くない。技術や練習に臨む姿勢を貪欲に吸収するためには、早期1軍入りが必要になる。
2軍監督として1年目から村上を育ててきた高津監督は「ムネ(村上)が入ってきたときと、同じような雰囲気がある」と2人のスラッガーを重ねる。モイセエフがプレーする姿を動画で見たことがあり「体の力はもちろん器用さも兼ね備えている。飛ばす力は技術じゃない。そういうのを持っている可能性がある」と期待を込めた。
熊本・九州学院高出の村上は1年目にプロ初打席初本塁打をマークする衝撃デビューを飾り、6試合に出場。2年目に36本塁打を放つなどブレークした。「1軍にいれば、素晴らしい選手たちから話を聞ける。それが2、3年目につながってくる」とモイセエフ。ルーキーイヤーに飛躍のきっかけをつかむ。(武田千怜)
■モイセエフ・ニキータ 2006(平成18)年11月29日生まれ、18歳。愛知県出身。ロシア人の両親を持つ。愛知・豊川高では3年春の選抜大会に出場し、飛ばないとされる新基準バットで大会第1号をマークした(徳島・阿南光との1回戦)。182センチ、87キロ。左投げ左打ち。背番号31。来季年俸650万円。