高知商の後輩、阪神・藤川球児監督に愛のムチ ゲーム形式のメニューに意味はない サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏(77)から、藤川新監督体制下の阪神秋季キャンプ(高知・安芸)に意見アリ。紅白戦の実施を目にして「他にやることがあるだろう」とピシャリだ。(構成・内井義隆)
--やはり気になりますか
「きのう(3日)、テレビのニュースで日本シリーズの映像を見るかたわら、阪神のキャンプも目に飛び込んできた。さながら藤川監督のお披露目のようで、客もたくさん入っていたね」
--盛況で
「問題は、紅白戦が行われていたことよ。佐藤輝、中野、伊藤将らが出場していた。レギュラーシーズンで調子が悪かったから‥ということだろうけど、この時期、ゲーム形式のメニューに意味はない。他にやることがあるだろう」
--と、いいますと
「例えば、伊藤将が4勝(5敗)にとどまったのは、体にキレがなかったため。ランニング不足としか言いようがない。佐藤輝や中野らも明らかに体力不足だった」
--そうですか
「今、やるべきなのは体力強化だ。投げ込み、走り込みなど、あくまで基礎体力をつけることに主眼を置かないといかん」
--なるほど
「技術面を向上させたいのであれば、ブルペンに入るとか、打撃ケージにこもるとか、やり方はある。いずれにしても、体を動かさない時間も多い紅白戦では、せっかくのキャンプがもったいない」
--はい
「ちなみにエモトは阪神時代、秋に練習に参加したことがない。シーズンで200イニング以上投げていたら、そんな必要もなかった」
--文句は出ませんね
「とにかく阪神は俺の『連覇予想』を外す結果に終わったこともあって、こんなんでいいのかという思いも強い」
--OBとして、藤川監督の高知商高の先輩として、愛のムチを?
「ビシッと入れたいのは、やまやまだけど、節約・節減のご時世、高知県まで行かせてもらえ…。コホン、まあ、しばらくは映像でチェックしておくよ」