目の手術後のためサングラスをかけ取材に応じた田中あいみ。声と表情には明るさが戻った=東京・世田谷区 網膜剥離(はくり)で左目の手術を受け12日に退院した京都市出身の演歌歌手、田中あいみ(23)が14日、東京都内で行われたBS朝日の歌謡番組「人生、歌がある」(土曜後7・0)の収録(8月3日放送)で仕事復帰した。
術後の腫(は)れが残るため、この日は黒のサングラスをかけたまま、今月24日発売の新曲「TATSUYA」をつやのある伸びやかな歌声で熱唱。演歌歌手、細川たかし(74)の弟子とあって、「歌はたかしじゃなくて、タツヤです」と軽口も飛び出した。
田中あいみ(2022年10月27日撮影)サンケイスポーツの取材にも応じ「体自体は元気なんです」と口元には笑みも。眼球の内側にある網膜がはがれた状態を治す手術は無事成功した。が、当面は細菌の混入を防ぐため眼帯もするそうで「視力が戻るのは1、2カ月後になるそうです」と明かした。
異変が生じたのは今月1日頃。突然、左目の右側部分が欠けたようにゆがんで見えるようになった。かかりつけの眼科医から紹介された大学病院で診察を受けた結果、網膜剥離の診断。即入院し5日に手術を受けたが、「『あと1週間遅かったら失明の恐れもあった』と言われました。ゆがみは完全に治らないケースもあるそうです」と不安も口にした。
「もともと近眼でコンタクトを入れてるんですが、網膜剥離は年齢に関係なく近眼の強い人に多いと言われました」と説明。点眼の麻酔が猛烈にしみて「痛いっ!」と叫び続けたため、手術は本来の倍の約3時間もかかったことも明かした。ちなみに、手術の経験は扁桃腺、盲腸、高校生のときの良性骨肉腫に次いで4度目という。
2021年11月に「孤独の歌姫」でデビューし、翌22年末に第64回日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞した田中。今は亡き愛する人の子を宿した女性の悲しみと苦悩を歌った新曲「TATSUYA」は、USENリクエスト演歌/歌謡曲HOT20(今月3日付)で、早くも1位を獲得するなど人気急上昇中だ。
「特にシングルマザーの間で、評判なんだそうです」としみじみ語る田中。15日に神戸ハーバーランドで行われるラジオ大阪の公開生放送にゲスト出演、午後2時からの部で術後初めてファンの前で生歌唱する予定という。