依然リーグ最下位だが、首位・広島とは5・5ゲーム差。交流戦は6勝4敗2分けでリーグトップの3位につけている。五回裏終了降雨コールドで2分けを挟んだ連敗を「5」で止めた2日の楽天戦後、指揮官は選手をベンチに集め「いろいろ大変な試合をみんなよく頑張った。雨で締めくくって、また来週から頑張りましょう」と鼓舞し、4日からの西武、日本ハム戦を5勝1敗で終えた。
節目の試合に勝利してタッチを交わす高津監督(右から2人目)(撮影・加藤圭祐)通算1万試合の節目を勝利で飾った。高津監督は現役時代、抑えとして5度のリーグ優勝、4度の日本一を経験。NPB歴代2位の286セーブを挙げた。コーチ、監督としても3度のリーグ制覇、1度の日本一に導くなど伝統の重さを知っているだけに、継承することを固く誓った。
「スワローズの歴史を引き継いでいかないといけない。いろいろなものを次の選手に伝えていかないといけない立場になったけど、そういうところはすごく大事にしていきたい」
11日から敵地で交流戦2位のソフトバンク、同4位のオリックスとの6連戦に挑むが、朗報もある。10日に右肘痛からの完全復活を目指す奥川が1軍に合流。14日からのオリックス3連戦(京セラ)中に約2年ぶりの1軍登板を果たす可能性が高くなった。
チームは2018、22年と交流戦の優勝(勝率1位)を飾っている。逆転での〝交流王〟へ「毎日全力を尽くすだけ」と高津監督。新風も吹き、頂点への足取りを加速させる。(赤尾裕希)