今永が9三振を奪う力投でアピールした(撮影・蔵賢斗) 米アリゾナ州に滞在中のサンケイスポーツ専属評論家・江本孟紀氏(76)が米大リーグ、カブスの今永昇太投手(30)と鈴木誠也外野手(29)を生チェック。アメリカでの雄姿に賛辞を贈った。
アリゾナに通い続けるエモトも、驚いた。大して客はいないだろう…と高をくくっていたら、スタンドは大盛況。これほどの光景は見たことがない。しかもカブスは、今永が先発し、鈴木が2番でともに大活躍。日本人として高揚感を味わったね。
今永はまず、落ち着いたマウンドさばきだった。気負いがなく、投げ急ぐこともない。身長180センチに届かない小さな体で、打者を見下ろすようなピッチングだった。
もちろん、ストレートは十分、速い。高めを意識させて、追い込んでからは落ちる球。勝負パターンを見事に使いこなし、五回途中で9奪三振。素晴らしい。
恒例の(?)ちょい心配…は、その「五回途中」。おそらく球数制限だろう。走者を置いて降板となった。当たり前だけど、勝ち星を稼ぐには長いイニングを投げないと。開幕までにスタミナ面を仕上げることだ。
鈴木はますます体が大きく見えた。二塁打2本は、無理のない打ち方。もともとエモトは、長距離打者ではなく、アベレージヒッターの印象を持っていた。鈴木本来の打撃を磨き上げている、というところかな。
こちらも、ちょい心配…。打撃、守備、走塁とも素晴らしいだけに、これ以上、体が大きくならないように。体調維持を心がけ、故障なくプレーを続けてもらいたいね。(サンケイスポーツ専属評論家)