【シアトル(米ワシントン州)11日(日本時間12日)=丹羽政善通信員】右脇腹を痛めている米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(29)はマリナーズ戦で「2番・DH」として一度は先発に名を連ねたが、約1時間後にメンバーを外れ、8試合連続の欠場となった。試合開始前のドタバタ劇について、フィル・ネビン監督(52)は、大谷から「無理だ」とストップがかかったことを明かした。今後も状況を見て出場可否を判断する考えを示した。
「SHOHEI OHTANI」。マリナーズのクラブハウスが公開された現地時間の午後3時、右脇腹を痛めている大谷がマリナーズ戦の先発メンバーに「2番・DH」で名を連ねた。ところが、約1時間後にメンバーを外れた。
「本人が『無理だ』と伝えにきた」
ネビン監督が大谷とのやりとりを明かした。本拠地アナハイムでの7連戦を終え、敵地に舞台を移した一戦。4日(日本時間5日)の打撃練習中に右脇腹を痛めた大谷について、10日(同11日)のガーディアンズ戦後、指揮官は「明日の復帰が現実的だろう」と、スタメン復帰を示唆していた。この日がスタメン復帰の〝Xデー〟と思われていたが一転、欠場となった。
「昨日は状態がよくて、本人もきょうは大丈夫だという自信もあったようだ。しかし、体を動かし、治療を受け、いざ室内練習場で打撃練習を始めたものの、100%大丈夫という確信を得られなかったようだ」
大谷はこの日、グラウンドに現れることはなかったが、ミーティングに向かう際に笑顔でチームメートとあいさつを交わす姿があった。右脇腹は回復に向かっており、大谷も試合前には出場への意欲を持っていたという。
室内練習場ではティー打撃とコーチが投げる球を打っているが、スイングの強度は不明。痛みが残っており、万全を期すことになった。指揮官は「悪化したわけではない。まだ(スイングをすると)痛みを感じているよう」と説明した。現時点で負傷者リスト(IL)入りする予定はない。