一回に二盗を決める大谷(奥)。果敢なプレーも実らず、チームは7連敗を喫した(共同) 【アナハイム(米カリフォルニア州)7日(日本時間8日)=丹羽政善通信員】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(29)はジャイアンツ戦に「2番・DH」で出場し4打数2安打、1盗塁だった。114試合で40本塁打と15盗塁に到達するのは大リーグ史上最速で、新たな勲章が加わる形となったが、チームは1点リードの九回に一挙6点を奪われ3-8で痛恨の逆転負け。7連敗でプレーオフ進出圏まで8ゲーム差となった。
激走で味方の奮起を促した。1点をリードされた六回先頭で打席に立った大谷は、痛烈な打球で二遊間を破ると猛然と一塁を蹴り二塁を陥れた。2死後、クロンの中前適時打で生還。モニアクも中前打で続くと、敵失が絡んで一走のクロンも本塁へとかえり、エンゼルスが逆転に成功した。
大谷は一回にも中前打を放ち、今季15盗塁目となる二盗を決めた。チーム114試合目で「40本塁打&15盗塁」に到達するのはメジャー史上最速。これまでの最速は1998年に117試合目の時点で40本塁打以上、15盗塁以上を記録したケン・グリフィー(当時マリナーズ)だった。
3-2の八回にはモニアクが本塁打性の打球をフェンス際でジャンプしてもぎ取った。ネビン監督も「流れはこちらにあって(勝てる)雰囲気が漂った」と振り返ったが…。またも最終回に落とし穴が待っていた。
3日のマリナーズ戦で逆転満塁本塁打を許し、今季初めてセーブ失敗の屈辱を味わったエステベスが、1点リードの九回に再び炎上。打者3人、10球で逆転を許すなど5失点で、チームは3-8で7連敗となった。
借金2となり、地区首位のレンジャーズとは11・5ゲーム差。各地区2位以下の勝率上位3チームがポストシーズンに進出するワイルドカード争いで、進出圏まで8ゲーム差に広がった。米データサイト「ファングラフス」によるとエンゼルスのプレーオフ進出確率は8月1日の時点で19・5%だったが、1週間で1・4%まで下がった。
今季34度目のマルチ安打と気を吐いた大谷だったが、チーム状況は一段と厳しくなった。