五回、二塁打を放つ巨人・オコエ瑠偉(撮影・薩摩嘉克) (日本生命セ・パ交流戦、オリックス-巨人、3回戦、8日、京セラ)甲高いインパクト音が京セラドーム大阪に響いた。2軍再調整となったブリンソンに代わって1軍に合流した巨人・オコエ瑠偉外野手(25)が「9番・中堅」で昇格即先発出場。五回に右中間フェンス直撃の二塁打を放った。
五回2死で迎えた第2打席。カウント1-1からオリックス先発・山岡が投じた143キロの直球を一閃。大きな放物線を描いた打球は右中間フェンスの上部に直撃。好機を演出する一打に塁上で手をたたいて喜んだ。後続が倒れ、得点に結びつかなかったが、4月30日の広島戦(東京ドーム)以来の先発起用に応えた。
楽天から現役ドラフトで加入した右打者は、開幕からリードオフマンとして23試合に出場し、打率・247、2本塁打、6打点。5月8日に出場選手登録を抹消され、2軍再調整となった。
2軍合流後は、川崎市のジャイアンツ球場でポール間ダッシュを繰り返し、室内練習場で黙々とバットを振り込んだ。新天地で初の2軍落ちも「頑張るしかない。ほんとにもうそれに尽きます」と前向きに鍛錬を積み、1軍の舞台に帰ってきた。
山崎伊とオリックス・山岡が手に汗握る投手戦を繰り広げる中で迎えた八回の第3打席にも左前打をマーク。4月29日の広島戦以来、40日ぶりの複数安打を記録。背番号50が、レギュラー再ダッシュに向け、存在感を示した。(樋口航)