パドレスと6年総額1億800万ドルで契約延長したダルビッシュは、ペトコ・パークで会見を行い、笑顔で話した(撮影・山田結軌) 【サンディエゴ(米カリフォルニア州)10日(日本時間11日)=山田結軌】米大リーグのパドレスと6年総額1億800万ドル(約141億5000万円)で契約延長したダルビッシュ有投手(36)が、本拠地ペトコ・パークで記者会見した。42歳シーズンの2028年まで保証する異例の長期契約。球団への感謝と信頼を口にし「駄目になったら潔く(現役から身を)引く」と〝1年勝負〟の意気込みを語った。
笑顔で撮影に応じる(左から)プレラーGM、ダルビッシュ、妻の聖子さん(AP)澄み切った青空が新たなスタートを祝福した。ダルビッシュがパドレスと新たに6年契約。「いまだに信じられない部分がある。(この会見も)みんなでドッキリを仕掛けていると思っている」と笑った右腕が覚悟を口にした。
「駄目になったら潔く(現役から身を)引こうと思っている。去年やってきたようなことを一日一日が最後だという気持ちでやっていきたい」
総額1億800万ドル(約141億5000万円)の大型契約。米誌スポーティングニューズ(電子版)によれば「35歳以上の選手による6年以上の契約はメジャー史上初」だ。一年を通じて温暖な気候、会見を見守った聖子夫人ら家族が安全で快適に暮らせる環境を気に入っている。2018年にカブスと結んだ6年契約が終わる今季終了後にFAとなるが、その前に決断した。
ドラマのような展開でオファーを受けた。当初、契約延長は「1年、2年とかそういう話だった」という。しかし、1月中旬。「僕がブルペンで投げているのを(プレラー)GMが見ていて、投げた直後に『あと4年投げられるか?』と言ってきてくれた」。昨季チーム最多16勝を挙げたベテランとの揺るぎない信頼関係が、42歳シーズンとなる2028年までの長期契約につながった。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の宮崎合宿に参加するため、近日中にサンディエゴを出発する。日本の投手陣には惜しみなく技術と考えを伝える考えだ。
「米国とパドレスでいろいろ教えていただいていることを日本の選手たち、日本の球団に対してシェアできることをすごく楽しみにしています」とダルビッシュ。侍ジャパンの精神的な支柱として、3大会ぶりの世界一奪還に貢献する。