ブルペンで打席に立つDeNA・牧秀悟(撮影・荒木孝雄) DeNA春季キャンプ(8日、沖縄・宜野湾)3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に選出されているDeNA・牧秀悟内野手(24)が、沖縄・宜野湾での春季キャンプで初めてブルペンでの投球練習で打席に立ち、〝侍仕様〟の練習で実戦感覚を養った。11日の紅白戦から実戦にも出場し、短期間での決戦に向けた仕上がりを目指す。
ハマの投手陣が熱投を繰り広げる宜野湾のブルペンに、ヘルメット、打撃用手袋、バットと完全装備の牧がやってきた。投手コーチ、各投手に頭を下げながら、タイミングを見計らって一人打席に立ち、一球一球丁寧に球筋を見極めた。
「いつもの打撃練習よりも実戦の球を見られて、少しずつ感覚も良くなってきた。変化球や強い球も見られたのでよかった」
プロ3年目で初となる練習はもちろん、3月のWBCへ向けた準備だ。例年より早い仕上がりが求められる中で「やっぱり(投手の球を)見ると見ないとでは全然違う」と、野手メニューの合間に特別に時間を設定。速球派右腕の伊勢、入江や、左腕の石田、石川らタイプの異なる6投手の打席に立ち、計76球を見送って目を慣らした。
人材交流のため、前日7日から臨時コーチとして合流している米大リーグ、ダイヤモンドバックス傘下のタイ・ライト打撃コーチ(37)は「彼はすごく良い。広角に打ち分けて、右中間、左中間に強い打球が打てる。走者が二塁にいる状況で、必ず返してくれるだろう」と、国際舞台でのメジャー投手との対戦にも太鼓判を押した。
三浦監督は、今季初実戦となる11日の紅白戦での牧の出場を明言。牧はその翌日の対外試合(ヤクルト戦、浦添)にも「出ると思う」と語り、積極的に打席を重ねて実戦感覚を養っていく。
指揮官は「仕上がりが遅れているわけでもなく早過ぎるわけでもない。しっかりと準備できている」と全幅の信頼を置く。初の夢舞台で、牧が世界一を視界にとらえる。(浜浦日向)