旅行大手のJTBは26日、2023年の国内旅行者数が前年比8・6%増の2億6600万人になるとの推計を発表した。「新型コロナウイルスの流行は続いているものの、新たな行動制限などがなく、感染対策をしながら旅行をするのが日常化している」と背景を説明している。
国内旅行はコロナ流行前の19年と比べ91・2%までに回復することになる。国の「全国旅行支援」もあって旅行意欲は高く維持されているが、物価高などのマイナス要因も依然として抱えていると指摘した。
23年の海外旅行は前年比2・9倍の840万人と推計した。ただ19年比では40・4%にとどまり、国内と比べ回復は鈍い。JTBは「規制や制限が国により異なり、完全にコロナ禍前と同じになっていない」と分析した。
訪日外国人旅行者数は約5・5倍の2110万人を見込み、19年比で66・2%まで回復すると推計した。水際対策緩和の動きが世界的に広がり、韓国やタイ、シンガポールなどからの旅行客の回復が期待できるとしている。