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【番記者スコープ】オリックス・田嶋投手の2022年と感謝の気持ち 西垣戸記者とのSNSコラボ企画最終回

オリックス・田嶋

オリックス・田嶋大樹投手(26)と、本紙オリックス担当・西垣戸理大記者によるSNSコラボ企画(不定期)の最終回は、田嶋投手が今シーズンに臨むにあたって抱いていた気持ちや来季への意気込み、また同企画を通して交流を持ったファンの方への感謝の気持ちを話してくれました。


2022年シーズンは、特別な一年でした。実は、今春のキャンプ前の1月におじいちゃんが亡くなってしまって。そこで感じたことがいくつかありました。

正直、おじいちゃんが亡くなって、今年は野球ができないかも、と思いました。体に力が入らなかった。そのぐらいショックでした。けど、おじいちゃんが亡くなったことを理由にしたら、おじいちゃんが悲しむと思いましたし、時間がたって、自分のやるべきことはなんだと考えたときに、家族や親戚を含め、元気を出してもらえるように、一生懸命1軍で投げる姿を見せようという一心で、今年は投げました。その結果、9勝3敗と貯金をつくることができた年になりました。

おじいちゃんが亡くなってとても悲しい感情はもちろんありますし、自分自身はいまがプロ野球選手としてあぶらがのっている時期とは思っていません。なので、一番あぶらがのっているときの自分の姿を見てほしかったという思いがありました。ただ、去年、リーグ優勝する姿を見せられたのはよかったかな。おじいちゃんも喜んでくれたと思います。

自分自身の価値観も変わりました。元気なうちにやれることがあるんじゃないか。目の前のことを頑張ろうと思えたし、いままでは試合で打たれたりうまくいかないと落ち込んでいたりしていたんですけど、そういうこともある、という感覚で過ごせるようになりました。

また、お葬式のときに家族や親戚の人が集まって僕にも声をかけてくれて、家族、親戚の温かさを感じました。プロに入って関西に一人で来て、友達だったりいままで支えてくれていた人が関東にいて、一人という心細さもあったけど、また温かさを感じて、一人じゃない、自分には帰ることのできる場所があるんだって改めて思えたんです。

健康であればいい。でも、頑張れるときに頑張ろう、と、余計なこと考えずにマウンドに上がれた。その考えで前半はいい成績を残せたと思います。この考えは変えてはいけない。僕は野球がすべてではないと思っているので。来年も価値観は変えず、いまやるべきことに集中して、頑張れる間に頑張る。いずれ年をとって、思うように体がついてこなくなるときが来る。動けるうちに活発に動けるように。若い時にしかできないことって、絶対にあると思う。それがいまのプロ野球選手であることだと思いますし、プロ野球選手ということに対して真摯に向き合って、やるべきことをやる。来年もプロ野球選手という人生のストーリーの1ページのなかで、つらいこともいいこともあると思うけど、波を立てずに、心を穏やかに野球ができれば。そのために何ができるかを考えて努力していきたい。

来年は登場曲を変えて、それに合わせた映像を球団の方が作っていただけると聞きましたので、ファンの方には楽しみにしてほしいです。それと、今年までグラブはデサントさんのものを使用させていただいていましたが、来年からは大阪ホーマーさんのボナンザを使わせていただくことになったので、そのあたりも見てもらえたらなと思います。

最後に、この企画は僕と西垣戸さんとの信頼関係で成り立っていた企画です。その西垣戸さんが今年いっぱいでオリックス担当を変わるとのことなので、この企画は今回を持って終了とさせていただきます。僕はSNSをやっていないので、こういった形でファンの方と間接的でもふれあいをさせていただいて、本当に温かい言葉しかないぐらい温かい言葉をいただきました。その言葉に勇気や元気をいただいたので、とても感謝しています。今回の企画はこれで最後となりますが、来年からも僕の投球を通して、何かを感じ取ってもらえるような、元気づけられるような投球をしたいと思っているので、今後とも応援よろしくお願いします。

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