【ニューヨーク17日(日本時間18日)=山田結軌】米大リーグ機構は今季の最優秀選手(MVP)を発表し、ア・リーグでエンゼルスの大谷翔平(28)は2年連続受賞を逃した。リーグ記録を61年ぶりに更新する62本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ(30)が初選出された。全米野球記者協会の会員30人の投票で、ジャッジは28人から1位票を得て計410点。1位票2人で280点だった大谷はMVPが発表されたテレビ番組に中継で出演し、来季以降の受賞を目標に掲げた。
ライトグレーのカジュアルなジャケットの下に白いTシャツを合わせ、画面に登場。伸びた頭髪は6対4で分け、さわやかになびかせた。満票でMVPを初受賞してから1年。最終候補に選ばれていた大谷は、連続受賞の快挙を逃した。
MVPが発表されたMLBネットワークの番組に日本からリモート出演。最終候補の選手が受賞者発表前にインタビューに応じるのは恒例で、「5年前にメジャー移籍してMVPを争うことは想像できたか」と問われるときっぱりと答えた。
「そうなりたいと思っていたし、そういうことを想像して毎日、練習を頑張っていた」
ジャッジ(ヤンキース)との一騎打ちとなったMVP争い。ア・リーグ新記録の62本塁打を放ったライバルにMVPを譲ったが、二刀流として歴史的な活躍をみせた。5年目の今季は自己最多の15勝(9敗)を挙げ、34本塁打をマーク。1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利、2桁本塁打」を達成し、03年以降の現行のメジャーで初めて投手でのイニング数、打者での打席数とも規定に到達した。
「個人的には、すごくいいシーズンだった。去年は打者の方が良かったが、今年は投手として良かった」。リーグ3位の219奪三振、防御率は同4位の2・33。サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)の投票でも4位に入った。