米大リーグ公式サイトは大谷との長期契約にはエンゼルスの転換が必要と報じた(共同) 【ニューヨーク25日(日本時間26日)】米大リーグ公式サイトが、大谷翔平投手(28)が所属するエンゼルスについて「今オフ5つの疑問」と題した特集記事を掲載した。オーナーのモレノ氏が球団売却の意向を示しているが、来季開幕までに売却が完了しない可能性が高いと指摘。1年3000万ドル(約44億1000万円)で来季契約に合意した大谷と長期契約を結ぶためには、大きな転換が必要とした。
18日に帰国した大谷。フラストレーションを示していた今季73勝89敗でア・リーグ西地区3位に終わり、8年連続でプレーオフ進出を逃したエンゼルス。米大リーグ公式サイトは「エンゼルスにとって興味深いオフシーズンになる」とし、大谷の動向を含めて5つの問題点を挙げた。
1点目は「オーナー変更にどれくらいの時間がかかるか」。8月下旬、オーナーのモレノ氏が球団売却などを検討する手続きを開始したと発表した。2003年にウォルト・ディズニー社から推定1億8400万ドルで入手したが、売却額は最低30億ドル(4400億円)に上り、大リーグ史上最高額を更新する可能性も指摘される。同サイトでは「大きな問題は売却のプロセスにどれくらいの時間がかかるか。買い手に関するニュースはあまりない。来季開幕までに売却が完了しない可能性が高い」とした。
2点目に挙げたのが「新オーナーの大谷への影響」だ。来季終了後にFAとなるため「新オーナーが大谷がエンゼルスと再契約するかの要因になる」と指摘する。
今月18日に帰国した際に大谷は「まだポストシーズン。来年はなるべく長く今の時期も試合をできるようにしたい」と話した。同サイトは「今オフにトレードされることはないだろうが、完全に排除できない」とした上で「大谷は再びフラストレーションを示した。大谷を長期的にチームに残すためには、エンゼルスは大きな転換が必要」とした。
同サイトは3点目にコーチ陣の陣容、4点目には一塁、三塁、外野の補強、5点目には先発投手、抑えの補強を挙げた。今オフの出来が投打二刀流の去就に直結する。日本時間11月18日に発表される最優秀選手(MVP)の候補にも挙がる大谷を抱えるエンゼルスの動きに、注目が集まっている。