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阪神・藤浪晋太郎、メジャー「挑戦したい」 球団にポスティング昨オフ直訴、岡田彰布次期監督とも協議へ

ポスティングシステムでの米大リーグ挑戦を表明した藤浪。試合前は原口と談笑するシーンも(撮影・安部光翁)

阪神の藤浪晋太郎投手(28)が28日、ポスティングシステムによる米大リーグ挑戦の希望を表明した。ヤクルト戦の試合前に神宮球場で取材に応じ、世界最高峰の舞台への思いを口にした。百北幸司球団社長(61)も、藤浪本人の気持ちを汲み取った上で協議を進める考えを明かした。

シーズン最終盤の戦いに臨みながらも、藤浪の志は海の向こうへと向いていた。リリーフとしてスタンバイしたヤクルト戦の試合前に、米大リーグへの思いを熱っぽく語った。

「かねてそういう気持ちがあった。野球人としてぜひ挑戦したいトップレベルの世界」

球団には昨季オフに意思を伝えていたという。百北社長は「大事な選手、大事な戦力。本人と話をしながら最終的にどうしていくかを決めていきたい」と話した。次期監督の意向も反映するとし、就任が内定している岡田彰布氏とも協議する見込みだ。

大阪桐蔭高時代の2012年に1学年下の森友哉(現西武)とのバッテリーで甲子園大会春夏連覇に貢献し、ドラフト1位で13年に阪神に入団。160キロ前後の剛速球を武器に新人から3年連続で2桁勝利をマークし、14勝(7敗)を挙げた15年は最多奪三振のタイトルに輝いた。

国際大会では、14年11月の日米野球、17年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を経験。WBCでは阪神から唯一メンバー入りするも、1次リーグの中国戦(東京ドーム)のみの登板にとどまり「2次リーグからは登板がなくて悔しい。チームの力になれなかった。自分の力のなさを痛感しました」と語っていた。


投打二刀流で活躍するエンゼルスの大谷翔平、カブスの鈴木誠也は同学年。「もちろんテレビで見ているし、すごいなと思う」と話した。親交を深めてきたツインズの前田健太、パドレスのダルビッシュ有らの影響もあり、自然とその視線は世界へと向くようになった。

制球難などで長い不振も経験。登板1試合にとどまった19年は未勝利に終わったが、今季の後半戦では復活も印象づけ、ここまで3勝5敗、3・38。シーズン最終盤に入ってからはロングリリーフ要員としてブルペンで待機し、矢野虎最後の戦いを支えている。

■ポスティングシステム プロ野球から海外フリーエージェント権を取得する前に米大リーグに移籍する制度。以前は最高入札額の球団が独占交渉権を得たが、現在は譲渡金支払い意思のある全球団と交渉できる。大リーグに申請して30球団に通知された翌日から原則30日間交渉可能。2019年オフの菊池涼(広島)や20年オフの西川(日本ハム)、菅野(巨人)のように交渉が成立せず日本球団に残留する場合もある。日本球団への譲渡金は選手が契約で保証される額により変動する。

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