オンラインで日本の報道陣の質問に答えるバスケットボール男子日本代表の富樫勇樹(Zoom画面より) バスケットボール男子アジア杯(インドネシア・ジャカルタ)に出場している世界ランク38位の日本代表は、19日の準々決勝予選・フィリピン戦から一夜明けた20日、オンラインで日本の報道陣に対応した。
C組2位の日本はD組3位で世界ランク34位のフィリピンに102-81で快勝。8強進出を決めた。ただ50-34で入った第3クオーター早々、エース渡辺雄太(27)が相手選手と交錯して負傷退場。世界ランク3位のオーストラリアと対戦する21日の準々決勝に不安を残した。
渡辺は6月中旬に右足首を捻挫し、この大会の合宿に何とか間に合っていた。「1カ月間で2度目の捻挫。いろいろ話したが、明日の試合は難しいのではないか」とトム・ホーバス監督。「(まだ)『無理』とは言わない」と可能性をうかがわせたが、状況はよくないようだ。
チームは渡辺が外れた第3クオーターを27-29と奪われたが、第4クオーターで奮起し、差を7点積み増した。「このチームは僕と雄太が合流する前から長く合宿し練習も積んでいる。雄太がいてもいなくてもやることは同じ」とは主将の富樫勇樹(28)=千葉J。「相手にBリーグの選手が3人いて、彼らに負けられないという気持ちもあった」という。
問題は渡辺が欠場となった場合のオーストラリア戦だ。「チームとしてやるバスケットは一緒。ある程度の選手が3点シュートで当たらないと難しいかな」と富樫。
実力的にはアジアナンバーワンの相手で、2月と今月のW杯予選で敗れている。ただ、この大会など試合を通して日本はチームとして日々成長しつつある。「1カ月半くらい(合宿を)ともにしてきて、チームケミストリーがよくなっている。トムさん(監督)がやりたいことを、選手が心地よく体現できている」とは帰化選手のエバンス・ルーク(31)=FE名古屋=だ。
「この前、大負けしたが、恐れない。リベンジゲーム。雄太がプレーできれば最高だが、できないなら一人一人が少しずつレベルアップして(穴埋めを)できるかな。チームバスケの中で少しずつレベルアップすれば大丈夫かなと思う」。ホーバス監督はチームの成長に期待した。