故郷の沖縄料理に夢をかけるヒロインとその兄妹らの家族愛を描くNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・0)の第72回が19日、放送された。
※以下、ネタバレあり。
お盆の頃、久しぶりにやんばるに帰省した暢子(黒島結菜)と賢秀(竜星涼)。良子(川口春奈)と歌子(上白石萌歌)と四人揃ったきょうだいは、優子(仲間由紀恵)に向かって、自分たちに何か隠していることがあるのかと問いただす。その頃、和彦(宮沢氷魚)は取材で沖縄に入り、嘉手刈という老人の取材に挑戦していた。だが、気難しそうな嘉手刈は、和彦に何も語ろうとはせず・・・。
優子は南部で嘉手刈が行う遺骨収集の活動に参加していた。そこで和彦に会うが、和彦には「ここで会ったことは暢子には言わないでね」と口止めする。やんばるの家に戻ると暢子ら4きょうだいから「今日どこに行ってたわけ?」「本当のことちゃんと話してちょうだい」と問いただされる。
優子は賢三(大森南朋)の遺影に向かって「今日はウークイだし…。もう話してもいいよね。いつかみんなに話さないとねって。それがたった一つの親の仕事だって話していたよねえ…」と語りかける。そして4きょうだいに「長い話になるけど、聞いてくれるねえ?お父ちゃんとお母ちゃんの昔の話…」と過去を語りだす…という展開だった。
「ちむどんどん」には、放送開始直後に提示されながらこれまでその内容が明かされて来なかった話がある。第5話。賢三と優子が子供時代の4きょうだいが眠る姿を見守りながら話していた。
賢三「何の悩みもない顔して寝てからに」
優子「これからたくさん悩むさ。うちらが来た道と一緒」
賢三「いつか話してやらんとな、昔のこと。子供は不思議だな。何でもしてやりたいのに、肝心なことは何にもしてやれない」
優子「だからよねえ。うちの親はどんなしてたかねえ。今のうちを見たら何て言うかねえ…」
また、第2話では優子が那覇の出身であることが明かされ、昭和19年の空襲で両親を亡くなったことが示唆されている。暢子は夜中に優子が泣く姿を目撃。「暢子は何か見てはいけないものを見てしまったような気がしました」とのナレーションが入っていた。
優子が重い口を開くことで、これらの謎がついに明らかになるのだろうか。視聴者からはSNSなどで「いよいよ長年秘密になってきた優子さんと賢三さんの過去が明かされるのか」「優子さんは何を語るのだろう」「ひた隠しにしてきたからには、よほどの事」などの声が挙がった。
朝ドラ通算106作目となる今作は、本土復帰から50年の節目を迎える沖縄が舞台のオリジナル作品で、「ちむどんどん」は「心がわくわく、ドキドキする」という意味の方言。女優の黒島結菜がヒロイン・暢子を演じ、脚本は「マッサン」の羽原大介氏、語りはタレントのジョン・カビラが務める。主題歌は沖縄県出身の歌手、三浦大知が今作のために書き下ろしたオリジナル曲「燦燦(さんさん)」。