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【SPY×FAMILY特集】 ロイド役の人気声優・江口拓也が語る「SPY×FAMILY」の〝エグい〟人気の秘密 10月から第2クール突入

10月に第2クール突入が決まった「SPY×FAMILY」。(左から)ロイド、アーニャ、ヨルの仮初めの家族に子供から大人まで夢中だⓒMADBOX  中村 絢郁 Ayaka Nakamura

2022年のアニメ界を席巻しているテレビ東京系「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」が10月から第2クールに突入することが25日、発表された。スパイ×超能力者×殺し屋の「偽装家族」による物語で、来年3月にミュージカル化も決定。主人公のスパイ、ロイド・フォージャー役の声優、江口拓也(35)が「エグい」と驚く人気の秘密を語るとともに「ファミリーはまだそろっていない」とクールな声で意味深予告した。

4月期アニメで、ナンバーワンの呼び声が高かった「SPY×FAMILY」。25日の第1クール最終回放送後、10月から第2クールに突入することが告知された。

「焼き肉を食べていたら、後ろの席の男性3人組がずっと『SPY―』の話をしていて…。浸透しているなと思いました」

凄腕スパイ〈黄昏(たそがれ)〉を演じる江口は、思わぬ場所でその人気を実感している。〈黄昏〉は任務達成のために精神科医、ロイド・フォージャーを名乗り、超能力者の少女・アーニャ(声・種﨑敦美)、殺し屋の妻・ヨル(声・早見沙織)と仮初めの家族を築き、世界を救う任務に挑む物語-。

188センチの長身で、髪を金色に染めた現在の江口は、まるで〝リアル〟ロイド。アニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の主人公、比企谷八幡役などで人気となり、ツイッターフォロワー数140万人を誇る。今は「『SPY―に出ていた』という風に説明できるな」と笑う。

原作は2019年に漫画アプリ「少年ジャンプ+」で連載が始まり、閲覧数は4億PV超。コミックの累計発行部数は2100万部超の大ヒットを記録した。満を持して制作されたアニメは2020年の「鬼滅の刃」、21年の「呪術廻戦」などに続く話題作にのし上がった。その要因は、作品が持つ魅力と、プロモーション、メディアミックスの相乗効果だろう。

キャラクターとストーリー。江口はまず「スパイの中でも一流で完璧な人間が、いざ家庭では苦戦するというおもしろさとギャップが魅力。僕は、できるだけ小さいエネルギーでどうやって生きていくかをテーマにしているところがあるので、真逆でしょうね」とロイドの魅力を語った。

「アーニャがかわいいんでしょうね、きっと。孫みたいに見ている感じなのかも」。ロイドに孤児院から拾われたアーニャは独特な言葉遣いや、多彩な表情がキュートだが、仮初めの家族に捨てられまいとする健気さが視聴者の心をわしづかみにする。公務員なのに殺し屋のヨルは、一見おっとりした新妻のように振る舞いつつ、刃物を上気した瞳でうっとり見つめ、上品に「売国糞野郎殿」と口走る。


「一見、能力バトルものなのかな?という雰囲気を醸し出しながら、やっていることはコメディーで、テーマは家族愛。取り繕いながらも家族愛に向かっていく姿が、幅広い層に人気を得ている理由じゃないですかね。エグいくらい『家族で見ている』と言われます」

ホームコメディー、学園コメディーの笑いと涙。それでいて根底に流れるのは、東西冷戦をモチーフにしたスパイサスペンスの緊張感。ロイドに課された「仮初めの家族づくり」と名門小学校でのアーニャの友だちづくりは始まったばかりで、ヨルの秘密も全貌は明かされていない。10月以降のお楽しみだ。

大胆なプロモーション。老若男女を引きつける笑いと涙と謎が詰め込まれた「SPY―」のために、テレビ東京は土曜午後11時にアニメ枠を新設して放送した。広告も壮大なスケールで展開し、渋谷の街をジャック。番組公式ツイッターのフォロワーは毎週5万人ペースで増え続けた。

異例は放送時間だけではない。オープニングにOfficial髭男dism、エンディングに星野源(41)と、人気アーティストを主題歌に起用した。「どういう口説き方をしたのかなって。テレビドラマでも髭男さんと星野さんがダブルで主題歌って、ありえない」と江口。来年3月のミュージカル化が決まり、メディアミックスも進む。

「ファミリーはまだそろっていないので、これから見どころがどんどん増えてくると思う。チームの士気はとても高いので、さらにパワーアップしたものをお届けできれば。各世代に見ていただいているというのは『国民的作品』と言えるくらい。そのレベルだと思います」と胸を張った。

第2クールでは、ほのぼのムードが一転、疑似家族が力を合わせて世界を救うドキドキの展開が待ち受けている。笑いと涙と謎。熱狂させる要素満載の「SPY―」にハマるには、まだ遅くない。

◆「珍しい現象」3人ともしゃべらない声優 アーニャ役の種﨑は「魔法使いの嫁」の主人公・羽鳥チセ、ヨル役の早見は「賭ケグルイ」シリーズの主人公・蛇喰夢子などを担当し、ともにアニメ界を代表する人気声優。劇中では賑やかな一家を見事に演じているが、アフレコ現場は真逆!? 江口は「わりと3人とも静かなタイプで、必要以上にしゃべらないというか(笑)。声優は話し好きが多いので、珍しい現象」と個々の時間を大事にし、現場ではじけるチームプレーを実感する。先月には3人で「星野源のオールナイトニッポン」のゲストに呼ばれ、スパイ一家に劣らぬ〝最強声優トリオ〟に。「3人でキャラクターソングとかできたら楽しそうですね」と相乗効果は尽きない。

◆江口拓也プロフィル◆

★生年月日 1987(昭和62)年5月22日生まれ、35歳

★出身 茨城県

★愛称 えぐー

★デビュー 2008年「真救世主伝説 北斗の拳 トキ伝」

★受賞 12年、第6回声優アワード新人男優賞

★代表作 「ULTRAMAN」(19、22年)の諸星弾、「東京リベンジャーズ」(21年)の半間修二など

★趣味 お酒を飲むこと。「隣になったおじさんと話したりするのが好きです」

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