神奈川大の神野竜速投手が神奈川工科大戦に先発。6回を5安打1失点、毎回の10三振を奪った=横浜スタジアム(撮影・山口泰弘) 神奈川大学野球春季リーグ戦(神奈川大2-1神奈川工科大、2日、1回戦、神奈川大1勝、横浜スタジアム)プロ注目の最速152キロ右腕、神奈川大・神野竜速(りゅうどう)投手(4年)が先発し、6回を5安打1失点で降板して毎回の10三振を奪った。
ネット裏にはロッテ、西武など5球団のスカウト。神野は二回無死一、三塁から原田耀大内野手(4年)に先制の右翼線適時二塁打を浴びた。だが、以降は3者三振に抑え「流れを悪くしてしまったので、ちょっとギアを上げました。初戦とあって最初はかたく行き過ぎて、ボール先行が続いてしまった。これからの課題が出たという感じです」と振り返った。
この日の最速は147キロ。投球数が115球に達したため六回で降板した。岸川雄二監督は「エースとしての自覚、責任を持っている子。まだ、本来の真っすぐが戻っていない。去年の春が10なら7」と話した。
神野は神奈川工科大の直球狙いを早々と察知。スライダー、カットボール、ワンシームなどを駆使した。直球については「ちょっとアバウトな部分あったんですけど、よかったと思います」と語り「まずはチームの勝ちに少しでも貢献できるように。また神宮で投げられるようにしていきたいと思います」と大学野球の聖地を夢みた。