巨人が来季の新外国人選手として、メジャー通算28勝のマット・アンドリース投手(32)=前マリナーズ=を獲得することが16日、分かった。通算217試合に登板した技巧派右腕で、2018年の日米野球に米大リーグ選抜として来日。昨季はエンゼルスで大谷翔平投手(27)とリレーするなど経験豊富だ。チームは先発陣の一角に期待しており、近日中に発表される予定。2年ぶりのV奪回へ、大きな戦力補強となる。
2年ぶりのV奪回へ、原巨人に経験豊富な助っ人が加わる。先発、救援でメジャー通算217試合に登板したアンドリースとの契約が、合意間近となっていることが判明した。
188センチの長身右腕は、150キロを超える直球とチェンジアップで打者を崩す投球スタイルが持ち味だ。今季はレッドソックスで開幕を迎え、26試合に登板。8月にフリーエージェント(FA)となり、マリナーズで8試合に救援登板し、防御率2・45と好成績を残したが、9月末に再びFAとなっていた。
メジャー通算7年間で28勝37敗、防御率4・63。18年の日米野球には、米大リーグ選抜の一員として来日し、第4戦では前田の後に登板している。昨年は大谷が所属するエンゼルスでプレー。7月26日(日本時間27日)のアスレチックス戦では、右肘手術を経て693日ぶりに復帰登板を果たした二刀流の後を受け、2番手で登板した。
19年以降は中継ぎに専念しているが、レイズ時代の16年には8勝(8敗)を挙げるなど先発経験も豊富で、巨人では先発ローテーションの一角として期待されている。チームは今季、菅野が故障で4度離脱し、規定投球回に達したのは戸郷のみ。後半戦は中4日先発も敢行するなど先発投手の駒不足が課題だった。
巨人の外国人投手では先発左腕のメルセデス、救援右腕のデラロサの残留が決定的。守護神のビエイラにも残留を要請しているが、今季5勝(5敗)のサンチェスは退団が決定した。
野手も今季獲得したスモーク、テームズ、ハイネマンの3人全員が退団。ヤクルト、阪神に次ぐリーグ3位に終わり、原監督はシーズン終了後のオーナー報告の際に「誰が見ても外国人選手は、それはオーナーも興味のあるところ」と戦力補強を期待していた。
15日には米独立リーグで2年連続MVPに輝いたアダム・ウォーカー外野手(30)を獲得。エース・菅野は今オフのメジャー挑戦を封印し、アンドリースの獲得も近日中に発表される見込みだ。来季こそ-。原巨人が強力な布陣を整える。
■マット・アンドリース(Matt Andriese) 1989年8月28日生まれ、32歳。米カリフォルニア州出身。カリフォルニア大リバーサイド校から2011年にMLBドラフト3巡目でパドレスへ入団。15年にレイズでメジャーデビュー。メジャー5球団目のマリナーズから今年9月にFA。18年の日米野球では、第1戦(東京ドーム)と第4戦(マツダ)で、ともに2番手として登板した。188センチ、97キロ。右投げ右打ち。