サンスポ

【阪神新コーチ かく語りき】野村克則2軍バッテリーコーチ、昔も今も「巨人を倒していかないと上にはいけない」

秋季練習に参加し、指導をする野村コーチ㊨。ノムラの考えを注入する

来季こそ、17年ぶりのリーグ優勝! サンケイスポーツでは阪神の新首脳陣をインタビューし、意気込みを聞く「虎新コーチ かく語りき」を随時掲載する。第1回は野村克則2軍バッテリーコーチ(48)が登場。父である故野村克也氏の教えのもと、打倒・巨人の心を植えつける。

--2003年以来の阪神

「(ユニホームは)似合う? 北川さんとか、矢野監督も、福原コーチとかいるけど、知った顔だから。すごく入りやすいかなと」

--巨人、阪神の両球団を経験している。伝統の一戦の印象は

「周りからもそうやって言われると、選手も力が入る。僕らも、昔も野村監督が『ジャイアンツに勝たないと優勝できない』と言っていた。今でもそれは変わらない。戦力的には一番というところだから、ジャイアンツを倒していかないと上にはいけない。今年ジャイアンツに結構勝ったから上にいけた。意識して戦う相手」

--そのためには

「細かい技術とか戦術もあると思うけど、やっぱりメンタルが一番大事。独特の雰囲気とかあるから、やっぱりメンタルが強くないと」

--将来、そういう大舞台で活躍する選手を育てるためには

「自信の裏付けは何だっていったら、技術がしっかりして、自分がこれくらいのことできる、やれると思ったら、メンタル的にも強くなる。成功例、実体験が自分を強くしてくれる」

(続けて)

「特にキャッチャーなんて、まさしくそれ。経験がモノをいうポジションで、だから育てるのが難しい、時間がかかると言われる。2軍と1軍で違うところはあるけど、2軍でしっかり考え方とか、取り組んでやってくれたらいい」


-―ヤクルト入団時、野村監督から姿勢が大事だと教わった

「僕の基盤になっているのは野村監督に教わったこと。捕手論とか人を教育していくとかは、すごく言われた。僕らもそうやってきているし、今の時代とは言うけど、やってきたものは間違いではないと思う。それをうまく伝えていけたらいい」

―-プロ1、2年目に具体的に意識していたことは

「野村監督はミーティングがすごく長いことで有名だと、みんなも知っていると思うけど。でも野球の技術のことをミーティングしたかと言ったらそうじゃなくて、社会人としてどうあるべきか、そういうことをふまえて、野球に対してどういう風に取り組んでいくか、どういう姿勢でやっていくか、そういったことがメインだった」

(続けて)

「いろんなことをミーティングされましたけど、基礎というか基本的なところをたたき込まれて。だから、野村監督の教え子が監督になっている、コーチになっているとかって、そういうことを教わった部分なのかなと思います」

--指導する上で最も大切にしていることは

「選手としっかり会話すること。なんでそのボールを投げたんだ、じゃなくてね。なんでそのボールを投げて、その意図はなんなの? というところが大事。配球は難しいところ。選手との対話を大事にしたい」

■野村 克則(のむら・かつのり) 1973(昭和48)年7月23日生まれ、48歳。東京都出身。堀越高から明大を経て、96年ドラフト3位でヤクルトに入団。阪神、巨人、楽天でプレーし、2006年引退。通算成績は222試合出場、打率・185、4本塁打、17打点。引退後は楽天や巨人、ヤクルトでコーチを歴任。今季は楽天の育成捕手コーチを務めた。178センチ、84キロ。右投げ右打ち。家族は夫人と1男1女。背番号「87」

©2026 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.