和歌山大会2回戦、県和歌山戦に先発した市和歌山・小園健太投手(3年)=紀三井寺球場(撮影・北池良輔) 第103回全国高校野球選手権大会和歌山大会(15日、市和歌山11-1県和歌山=規定により六回コールド、紀三井寺)今春の選抜大会に出場した市和歌山が県和歌山を11―1の六回コールドゲームで下し、初戦の2回戦を突破した。プロ注目のエース・小園健太投手(3年)が先発し、5回1失点と好投。最速は150キロをマークした。
■雷鳴中断も気持ち切らさず
1時間6分に及ぶ中断も関係なかった。市和歌山のエース・小園が5回1失点と好投。最速150キロを計測するなど、スタンドを沸かした。
「中断もあったが、気持ちを切らさずに投げられた」
初戦の緊張感もあり、一回は制球を乱した。1死満塁から押し出し四球で先制点を献上。二回を抑えた直後には雷鳴がとどろき、試合は一時中断に。「天気が荒れるかなと予想していたが、中断までは考えていなかった」。予想外だったが、動じなかった。再開後はカットボール、スライダーを織り交ぜ、打者に的を絞らせなかった。
今春の選抜で県岐阜商(1回戦)を完封するなどプロ注目の右腕。ネット裏には複数球団のスカウトが集まり、DeNA・八馬スカウトは「能力が高い。立ち上がりは球が上ずっていたが、中断明けに、しっかり気持ちをリセットして投げていた」とうなずいた。
次戦の相手は決まってないが「チームに勝ちを呼び込む投球をしたい」と小園。動じない精神力と対応力で、チームを春夏連続の甲子園へ導く。(北池良輔)
◆小園 健太(こぞの・けんた)
2003(平成15)年4月9日生まれ、18歳。大阪府出身。中央小1年時に野球を始め、貝塚市立第一中では貝塚ヤングに所属。3年夏に全国優勝。市和歌山高では1年春からベンチ入り。今春の選抜大会に出場し、県岐阜商との1回戦で1-0と完封勝利。明豊との2回戦は救援して5回1失点も、敗れた。184センチ、89キロ。右投げ右打ち。最速152キロ。