先発星はルーキーイヤーの2017年9月17日のDeNA戦(東京ドーム)以来1099日ぶり。1年目は6勝も、以降は2勝、0勝と結果を残せず。今季も4試合に先発しながら0勝3敗、防御率5・95だった。
前回登板の8月22日の広島戦(マツダ)では2回1/3を5四死球5失点。翌日2軍に降格した。死球から自滅するパターンが続き、原監督からは連絡が届いた。
「プロ野球選手として奥さんと子供さんを幸せにするのに、そんなんでビビっていては恥ずかしいよ」
昨年10月に入籍した妻のためにも-。再調整中は初球ストライクやボールの次の球への意識を高め、必死に汗を流した。この日は6回を投げて1四球。指揮官は「力そのものもある投手。組み立ての部分ではできていたんじゃないか」と成長を評価した。大事そうにウイニングボールを握りしめた右腕は「暴れそうなぐらい悔しかった時も支えてくれた。嫁に、渡します」と照れ笑いだ。
今日21日の広島戦(東京ドーム)からは、観客数の上限が引き上げられて初めて本拠地で戦う。優勝へのマジックは32。5000人から1万9000人に増えるファンの前で勝ち、2連覇へ加速する。(箭内桃子)