ヤクルト・原樹理 =横浜スタジアム(撮影・長尾みなみ) (セ・リーグ、DeNA4-6ヤクルト、4回戦、2勝2敗、21日、横浜)ヤクルト投手陣は上昇気流に乗った感がある。
1年ぶりの勝利を狙った原樹理。その大事な白星のかかる展開で、後半の4イニングを継投で1失点。先発にもリリーフにも、プレッシャーはあったはず。きっちり勝ち切ったことは、今後への大きなステップになるかもしれない。
原は、代名詞ともいえるシュートが少なかった。そのため、右打者の内角シュートに対する、外角ストレートとスライダーの効果も薄くなり、苦しい内容だった。
それでも二回以降は何とかしのいだ。この1勝で、気持ちが楽になり、思い切って内角を突く本来の投球を取り戻せば、期待もふくらむ。
リリーフでは、清水の奮闘が光る。昨年より体が締まったことで、切れが出て、スピードも増した。失点したのは1試合だけ(16日の阪神戦)という安定ぶりだ。
もちろん、投手出身の高津監督の手腕も見逃せない。現役時代、苦労してストッパーを務めるまでになった。指導者としては昨年まで、ファームで若手に寄り添った。それらの経験が、今の投手起用の妙を支えているのは、間違いない。(本紙専属評論家)