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阪神・藤浪、ファンと関係者に謝罪し猛省「野球のプレーで恩返し」

甲子園球場に隣接する球団事務所で記者会見する阪神・藤浪=兵庫県西宮市(代表撮影)

 新型コロナウイルスに感染し、7日の退院後は自宅待機となっていた阪神・藤浪晋太郎投手(26)が23日、甲子園の球団施設で記者会見。ファンと関係者に謝罪した上で「プレーで取り返すしかない」と挽回を誓った。24日から自主練習を再開する予定。同じく感染していた伊藤隼太外野手(30)と長坂拳弥捕手(25)も会見した。

 躍動するはずの本拠地で頭を下げた。スーツ姿で現れた29日ぶりの甲子園。新型コロナウイルス感染による入院、自宅隔離を終えた藤浪は行動を猛省して再出発した。

 「認識が甘く、自分がなる(感染)なんて思わないで行動したこと。軽率だったと思います」

 冒頭で、ファンと球界関係者に「非常に深く反省しております」と謝罪した。感染経路は3月14日に参加した食事会が疑われている。大阪市内の知人宅で、同時に感染した伊藤隼と長坂ら7選手を含む10人以上が集まり、一般女性3人と合わせて6人が感染。同26日のPCR検査で「陽性」が判明し、チームは活動を休止した。

 「自分の陽性が発覚したことでチームの動きが止まってしまったので、すごく申し訳ないです。みなさんの練習期間を奪ってしまった」

 7日に退院後も自宅待機を命じられた。美容室にも行けなかったのか、髪の毛はかなり伸びた印象。初めて外出したこの日、会見前に練習に訪れていた仲間に謝罪し「しっかり野球で頑張れ」と声をかけられた。信頼は今後の姿で取り戻すしかない。きょう24日から鳴尾浜で自主練習の再開が認められたが、まずは固く誓った。

 「反省しまして、今後、野球のプレーで取り返すしかないと思います。しっかりプレーでみなさんに恩返しできるように、一生懸命頑張っていきたいと思います」

 幸い、発熱や重い症状はなかった。入院中も特別な治療はなく、部屋で体幹トレーニングや腕立て伏せを行うことができた。「グラブも持っていっていたので、シャドーピッチングとかも」。7日に退院した後は、自宅にダンベルや投球用ネットを取り寄せた。

 3月21日に嗅覚に異変を感じた。鼻づまりもなく、花粉症や鼻炎と別の感覚に「すごく違和感があった」。嗅覚の異常が「コロナ」の症状の一種だと分かる前。「陽性ではないだろうと、ちょっとたかをくくっていた」。突きつけられた現実から自覚を新たにした。

 「若い方にも重症化される方がいる中、自分はこうして元気に復帰できている。プレー、結果で取り返せるように頑張るというのが一番大きいと思う」

 昨季は0勝に終わり、開幕ローテーションを争ったまま足踏み。再出発の先に、注目と責任感がさらに増す日々が待っている。(安藤理)

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