真顔だった吉井コーチはキャンプで連日、佐々木を付きっきりで指導。投球時、股関節に体重を乗せる意識付けをしている。2日には「1年目は体作りと並行して間隔を空けての登板。2年目は中5、6日で投げられるように」と説明。五輪の代表24選手は6月上旬に決まる。選出は現実的に厳しいが、最速163キロの剛球は無二の武器だ。
この日は室内練習場の平地で、初めて投球板から本塁までの距離(18・44メートル)で強めにキャッチボールを行った。稲葉監督の言葉に「とてもうれしいですし、だからこそ、今のうちにしっかりと土台作りをやっていかないと」。本人は冷静沈着だが、早期の1軍デビューの先に夢舞台の可能性が広がってくる。
★ダルビッシュ、大谷の高卒1年目VTR
◆ダルビッシュ有 2005年は右膝を痛めた影響で開幕2軍スタート。5月5日の2軍戦で公式戦初登板し、6月に1軍昇格。同15日の広島戦でプロ初登板勝利を挙げ、同年は14試合で5勝5敗、防3・53。
◆大谷翔平 13年に打者で開幕1軍入り。西武との開幕戦(3月29日)に「8番・右翼」で出場し、2安打を放った。投手では5月23日のヤクルト戦でプロ初先発し、登板2試合目で初勝利。投手成績は13試合で3勝0敗、防4・23。野手では77試合で打率・238、3本塁打、20打点。