今春の選抜高校野球では、投手の健康を考慮した「1人の投手の投球数は1週間で500球以内」という球数制限が新たに導入される。それでも筒香は「プロの先発投手でも1週間に100球前後、多くて130球。(球数の)ルールを作ったことで前進という声もありますが、僕はそれは違うと思う」と厳しい意見を述べた。すべては野球人気復興、野球少年の未来のため。現役トップ選手として異例の挑戦は、海を渡っても続く。 (湯浅大)
★筒香の提言アラカルト
◆勝利至上主義の撤廃 指導者や親が子供に勝利を求めすぎる。「楽しいはずの野球なのに、怒られないように子供が大人の顔色をみてプレーしている」と指摘。
◆答えを与えすぎない 子供に技術や動き方などを教えすぎるため、指示待ちの子供が増加。「大人が見守ってあげることも必要」。
◆金属バットを疑問視 高品質の日本の金属バットは打球が飛びすぎる傾向を危惧。プロになって木製への対応に苦しむことに。
◆トーナメント制廃止 青少年の多くの主要大会はトーナメント方式。勝ち進むと過密日程になり、負担が大きくなる。
◆長時間練習の弊害 短時間で内容の濃い練習で十分。長時間は体の負担が大きいし、集中力も落ちる。指導者の自己満足にすぎない。