しかし、もっと勝てたかもしれない。チーム総得点538は12球団ワースト。5月10日の中日戦(甲子園)で3勝目を挙げてから7月21日のヤクルト戦(同)まで、8試合も勝ち星がない期間があった。その間、4失点以上したのはわずか1試合。15勝した巨人の山口俊は防御率2・91。西とはわずか0・01差。もう少し打線の援護があれば…という思いが、球団幹部からのざんげの言葉となったというワケ。
ただ、チームのために投げている西が後ろを振り返るはずもない。来季へ「180イニングは超えたい」と新たな目標を掲げると、今オフはこれまで巨人の菅野と行ってきた米ハワイ自主トレを単独へ切り替えることを明かした。「初めて1人でやります。遅い筋肉はついてるんで、速い筋肉をつけたいのはありますよね」と狙いを明かす。
「優勝はしたい。それは全員思っている。優勝のピースに入れるように頑張っていきたい」
現状維持の年俸2億円で挑む来季。区切りの通算1500投球回へも、あと108回1/3。虎投の先頭を走り続ける。(新里公章)