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阪神・メッセ、九回2死二塁から悪夢…完投勝利目前に痛恨同点打

あと1死から…。九回、メッセンジャーが今宮に同点打を浴びた(撮影・宮澤宗士郎)
9回、ソフトバンク・今宮に適時打を浴びる阪神・メッセンジャー=ヤフオクドーム(撮影・宮沢宗士郎)
投球する先発の阪神・メッセンジャー=ヤフオクドーム(撮影・村本聡)
阪神・メッセンジャーのソフトバンク戦登板成績
阪神・メッセンジャーの今季登板成績

 (セ・パ交流戦、ソフトバンク2-2阪神=延長十二回規定により引き分け、1回戦、1分、11日、ヤフオクD)天を仰いだ。あと1死でメッセンジャーがつかみかけていたものは、こぼれ落ちた。それでも表情はすがすがしい。ベンチへ戻ると、横でぐったりとする梅野の膝をポンッとたたいてねぎらった。勝てなかったが、堂々と復活だ。

 「もちろん先発としての仕事はできたと思う。9回2失点でいけたというのは、(九回の)先頭をヒットで出塁させたのは痛かったけど、自分の仕事はできたと思う」

 悔やまれるのは九回先頭の釜元に右前打を許したことくらい。その安打も五回以来の、この日3安打目だった。犠打も挟み2死二塁となって、迎えた今宮への3球目。110球目が左翼へ痛烈にはじき返された。名手・福留が決死のダイブを試みたが、捕れない。ゲームは振り出しに戻った。

 こぼれ落ちた1つは「ソフトバンク戦白星」だった。来日10年目も、この試合まで交流戦通算6試合で0勝5敗、防御率3・07。2014年の日本シリーズ開幕戦で勝利投手となったが、楽天とソフトバンクにだけ、1度も勝ったことがなかった。今回もまた、お預けとなってしまった。

 もう1つは、4勝目とNPB通算99勝目。バッキーが持つ外国人投手の球団最多記録「NPB通算100勝」を、この時期には悠々と突き抜けているはずなのに、なかなか迫れない。王手をかけようという目前で、またも足踏みしてしまった。


 だが、前々回登板までは来日ワーストタイの自身3連敗を喫し、今季は全登板で複数四球を与えていたが、9回4安打2失点、1四球と完全復活したのはチームにとって大きい。ボールにも角度があり、6三振を奪った。矢野監督は「丁寧にずっと投げてくれていた。代えどきは難しかった。任せようかな、というところで続投にしたんだけど、それが結果、失敗だったのかというのは俺には分からん」と振り返る。結果、追いつかれはしたが、託したくなる姿だったことは間違いない。

 たとえ勝てなくても、メッセンジャーらしくマウンドに立ち続けた一戦だった。 (長友孝輔)

「メッセンジャーはよく投げたし、(追いつかれた)九回も悪くはなかった。これをきっかけにして欲しいし、次回も期待できる内容だった」

「何とかつないでいこうと思った。みんなで助け合っていければ」

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