サンスポ

エラーいこっちゃ…矢野阪神、3失策がすべて失点絡んだ

七回、中島の打球に対し、北條は一塁悪送球。代わったばかりだったが…(撮影・水島啓輔)
6回 打席に入る前、一礼する阪神・原口=甲子園球場(撮影・水島啓輔)
6回、安打を放つ阪神・大山=甲子園球場(撮影・水島啓輔)
6回、日本ハム・清宮の打球に飛びつくも捕れない阪神・木浪=甲子園球場(撮影・松永渉平)
4回、死球を受ける阪神・梅野=甲子園球場(撮影・松永渉平)
ミスがすべて失点につながり、矢野監督もガックリ
四回、糸井からの返球をカットに入った糸原が捕れず
六回には中田の邪飛をマルテが落球
9回、二塁打を放つ阪神・北條=甲子園球場(撮影・松永渉平)
9回、投球する阪神・島本=甲子園球場(撮影・水島啓輔)
8回、投球する阪神・能見=甲子園球場(撮影・水島啓輔)
7回、日本ハム・大田に勝ち越しの犠飛を許す阪神・西=甲子園球場(撮影・松永渉平)

 (セ・パ交流戦、阪神2-3日本ハム、1回戦、日本ハム1勝、7日、甲子園)エラー! エラー! エラー! 阪神は3失策すべてが失点につながり、日本ハムに惜敗。3位に転落した矢野燿大監督(50)は野手陣に「打って返せ」と檄を飛ばした。試合前にはセットアッパー、ピアース・ジョンソン投手(28)=前ジャイアンツ=が蓄積疲労のため、出場選手登録を抹消された。緊急事態を乗り越えろ!

 聖地に降りつけた豪雨が、虎の命を奪った。田んぼのように浮いた水、ぬかるんだ土…。恨んでも恨んでも、3失策すべて失点につながっての3位転落は変えられない。矢野監督の歯車は狂いっぱなしだった。

 「野手だったりっていうのが打って返すとか。次の(西の)登板だったり、そういう気持ちを持って臨んでいくということは大事。グラウンドがこういう(悪い)状況で、それがOKということにもならない」

 ピンチを招けば招くほどギアを上げる日本ハム・有原に対し、六回、内野ゴロの間と暴投で2点をもぎとり、何とか追いついた。しかし、その流れをまた「E」で手放した。直後の七回の守り。先頭・中島のゴロを処理した代わったばかりの北條が一塁悪送球(記録は内野安打と失策)。二進を許し、最後は大田の犠飛で決勝点を許した。


 北條は「結果的にそれで点が入ってしまった。もっと練習してチームに貢献できるように頑張ります」と前を向いたが、四回の糸井の二塁悪送球、六回のマルテの落球を含めて、これでチーム失策は52(12球団ワースト)。先発した西は7回3失点も自責0。いくら天然芝の甲子園を本拠地としているとはいえ、あまりにも、もったいない交流戦の本拠地開幕だ。

 試合前、虎党が最も恐れていたことが起こった。ジョンソン、登録抹消-。新加入ながら開幕から16試合連続無失点を記録するなど、28試合で2勝0敗19ホールド、防御率0・64とフル回転で躍進を支えてきた。藤川、ドリスが同一試合で投げると8勝0敗1分けという不敗神話もあった。絶対的右腕が1軍戦線から離脱。幸いにも肘や肩などの故障ではなく、矢野監督は「ここで一旦ちょっと期間をとって、そこから帰ってきてくれる方がその後のことを考えるといいのかなという判断」と積極的休養であることを説明したが…。最短でも18日の楽天戦(倉敷)から復帰できる。つまり、この日を含めて1軍9試合以上をジョンソン抜きで戦わなければいけなくなった。


 2005年のウィリアムス(現駐米スカウト)のように投手分業制が主流の今、セットアッパーの優劣がVへの条件になる。八回は藤川が務めることが濃厚だが、1点をどう防ぐかが今後のカギになる。だから接戦をもぎとることでジョンソン・ショックを振り払わないといけなかった。それが自滅で終わるとは…。

 今季最多を更新する貯金7には3度目の失敗。巨人に抜かれ、3位に転落した。指揮官は「いるメンバーでどうするか」と力を込める。矢野虎にとって、まさに今季最大の試練。乗り越えるしかない。 (大石豊佳)

 ◎…阪神の1試合3失策は6月2日の広島戦(マツダ)で今季最多タイの4失策(木浪、高山、マルテ、大山)以来。チーム52失策は12球団ワースト

 ◎…今季、ジョンソン、藤川、ドリスが同一試合に投げたケースは8勝0敗1分け

 ◎…今季、ジョンソンは59試合中、28試合に登板。連投は5月7日のヤクルト戦(神宮)~同10日の中日戦(甲子園)までの3連投が最長。プロ野球の1シーズン最多登板は2007年の久保田(阪神)の90試合。外国人では05年のウィリアムス(阪神)の75試合

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