(ウエスタンリーグ、阪神11-2中日、7日、鳴尾浜)昨秋のドラフト会議で、1位指名された4人の高校生選手が大きな注目を浴びた。中日・根尾昂内野手(19)、ロッテ・藤原恭大外野手(19)=ともに大阪桐蔭高、日本ハム・吉田輝星投手(18)=金足農高、広島・小園海斗内野手(18)=報徳学園高。現在はそろって2軍で腕を磨き、1軍での活躍を目指している4人の現在地を確認する。
久々に躍動する姿を披露した。中日・根尾は7日のウエスタン・阪神戦(鳴尾浜)に「7番・遊撃」で先発出場。4月16日以来となるスタメンで、左手人さし指のけがから復帰後初安打と初打点を記録した。
「頭からいかせてもらえたのは、うれしかった」
三回の第1打席では3球で空振り三振。四回1死満塁のチャンスでは三ゴロが野選を誘い、復帰後初打点を記録した。
第3打席は空振り三振に倒れたが、九回の第4打席では、才木の高めに浮いた137キロの変化球を捉えた。一塁手のミットをはじく右前打をマーク。元号が令和となってから初安打初打点にも、「やることは変わらないので」と冷静に語った。
4月16日の阪神戦(ナゴヤ)で走者と交錯。左手人さし指を負傷し、8針縫った。4月末に抜糸すると、5月4日のソフトバンク戦(タマスタ筑後)から遠征に帯同。同日に八回から遊撃の守備に就き、実戦復帰した。
2軍で26試合に出場して打率・143、1本塁打、5打点。黄金ルーキーと呼ばれた男も、プロでは鍛錬の日々だ。 (菊地峻太朗)
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