4月からプロランナーに転向した陸上男子マラソンの川内優輝(32)が3日、あいおいニッセイ同和損害保険との所属契約会見を東京都内で行った。婚約者で元デンソー陸上長距離部の水口侑子さん(33)からの激励を受けて二人三脚を誓い、競技の普及を目指して全国行脚する「マラソンキャラバン」を計画していることも明らかにした。
サプライズメッセージに、川内ははにかむばかりだった。会見に駆けつけた水口さんが言葉を選びながら、壇上の婚約者を励ました。
「何でも相談してほしい。一緒に解決していきたい。プロとして活躍できるようにサポートします」
愛情のこもった激励に、登場を知っていながらも川内の頬は紅潮。「あの通り、まじめな子。いい人すぎるコメントでうれしかった」。5月に婚姻届を提出し挙式する。結婚が決まって以降、公の場では初のツーショットだった。
約240の全国自治体と連携協定を結ぶ所属先と新たな試みを考えている。競技の普及や地域活性化を目的とした「マラソンキャラバン」だ。全国行脚して大会に参戦し、講演会やランニング教室も行う計画を練る。
これまで、47都道府県で和歌山や三重などを除いて約40の県でレースを走っており、全国制覇の夢も膨らむ。「(水口さんと)2人で日本中、世界中の大会に挑戦していけたら」。パートナーの支えをパワーの源とする。 (鈴木智紘)