(セ・リーグ、DeNA10-3阪神、12回戦、阪神8勝4敗、20日、横浜)秋山の2軍戦での前回登板(9日)も見ているが、明らかな違いは微妙な制球だ。久々の1軍戦登板で、力んでしまったのかもしれないが、逆球が非常に多かった。秋山の場合、ストライクはいつでも取れるのだが、そのストライクゾーンの中での制球ができず、甘くなって痛打された形だ。
二回の4失点も、きっかけは伊藤への死球。結果的に四球を与えていないが、下位打線の先頭打者への死球は、投手にすれば、絶対にやってはいけないミスといえる。
打ち込まれたもう1つの原因が緩急。秋山の特長は、緩急で打者のタイミングをずらすことで、昨年、ブレークした。この日も一、二回の失点を反省して三回から大きなカーブを使っての緩急を取り入れ、下位打線は抑えることはできたが、少し遅すぎた。
これで4戦勝ちなし。この間の秋山から感じるのは自信のなさ。マウンドのしぐさなども、堂々としていた昨年とは大きく違っている。勝てない→丁寧にいかなければ→小さくなる。そんな悪循環に陥っているように映る。気持ちの部分が大きい。一日も早く、去年のいい時の「自信」を思い出してもらいたい。 (サンケイスポーツ専属評論家)