(セ・リーグ、DeNA10-3阪神、12回戦、阪神8勝4敗、20日、横浜)満を持して臨んだ復帰戦で、悪夢の今季最短KOに追い込まれた。秋山がマウンドの上でもがき苦しみ、何度も頭上を越える白球を見送った。4回9安打6失点で8敗目(5勝)を喫した。4戦連続で勝ち星から遠ざかっている。
「時間をもらっての登板でしたが、結果を残すことができませんでした。先制点をもらったのに、追いつかれてしまい、先発として何もできなかった」
悔しさをにじませながら、バスへと乗り込んだ。一回に北條のソロで先制してもらった直後、桑原に2球目の128キロ変化球を左翼スタンドへ放り込まれる先頭打者弾で追いつかれ、二回には死球と送りバントで一死二塁から9番・柴田にフルカウントからの142キロを左中間へ弾き返され、勝ち越しを許してしまった。
「思うような球が投げられなかった」とその後も修正できず、なおも一死二塁で桑原に左前適時打を食らい、その後も宮崎、筒香の2者連続適時打などで勢いに飲み込まれた。四回にはソトに左犠飛で6失点目。五回の打席で大山を代打に送られてベンチに下がった。
3週間ぶりの1軍マウンドだった。6月29日のヤクルト戦(神宮)に4回1/3で8安打6失点と精彩を欠き、リフレッシュのために翌30日に登録を抹消された。2軍での調整期間で「だいぶいい方向にいったと思います」と手応えを口にしていたのだが…。
金本監督は「コントロールを乱しているわな」と苦言を呈した上で、早いカウントから積極的に振ってきたDeNA打線攻略について「難しいけどな…。だったらボールから入って、でも、またその後のファーストストライクがくるから難しいんだけど…。何か工夫というのは欲しかったな。経験もあるけどね」と制球に苦しみながらも勝てる投手への成長に期待した。
「アップアップになってしまった。もっと冷静に投げないといけなかったです」と秋山。高い壁を乗り越えたときこそ、大きな成長が待っているはず。昨季12勝右腕の復活が後半戦での巻き返しには欠かせない。 (新里公章)
「勝負が早いということはわかっている。ボール球から入るとか誘い球から入らないと。球のキレ、高さを含めていいところがみられなかった」