北東北大学野球春季リーグ戦が21日、開幕。八戸学院大(青森)の最速152キロ左腕、高橋優貴投手(4年)が、富士大の9連覇阻止を宣言した。2013年秋以来9季ぶり15度目の優勝と、初の大学選手権出場への決意を語った。
富士大の連覇を止める! プロ注目の左腕、高橋が熱く宣言した。
「自分が投げて止めてやる、という意識は強い。今度こそ優勝して大学選手権へ行きたい」
富士大の8連覇中、八戸学院大は2位が6度。1年春から通算14勝を積み上げてきた高橋も、富士大の壁に阻まれてきた。
2016年春は先に優勝へ王手をかけたが、プレーオフで敗退。高橋は勝てば優勝の試合で小野泰己(現阪神)と投げ合い、0-1で惜敗した。昨秋も星1差で迎えた最終戦に先発し、三回まで無安打、6連続含む7三振を奪ったが、左臀部を痛め緊急降板。辛酸をなめた。
「(昨秋の試合は)悔しい中にも自信になったものはある。考え方も変わってきた」
最終学年となったこの春。正村公弘監督(54)は「雰囲気が変わってきた。とにかく勝つ投球にこだわってほしい」と大きな期待を寄せる。
この冬は技術面より、精神面の向上を心がけた。抑えようと熱くなるあまり、ここ一番の直球勝負で痛打されたことを猛省。「変化球の精度も上がり、投球の幅も広がっている。冷静になれれば抑えられる」と、大人の投球に手応えを感じている。
昨年12月には大学日本代表候補合宿に参加。シート打撃などで強打者と対戦したことで、「全国に行けばすごい打者とやれる」と未経験の全国舞台への思いを強くした。「過去3年とは思いが違う。絶対優勝する」。高橋にとって7度目の正直で、今春こそ頂点に立つ。 (井上幸治)