サンスポ

阪神、今年は紅白戦の嵐!昨年「3」から2倍以上の1クールに1〜2回

春季キャンプでの実戦を増やす金本監督。勝負の2年目へ鍛えながら、結果にもこだわる(撮影・中島信生)
宜野座キャンプで行われた紅白戦。昨年は3試合だけだった
阪神・最近3年の春季キャンプ対外試合&練習試合

 前代未聞の実戦漬けや! 阪神は8日、西宮市内のホテルで合同スタッフ会議を開催。金本知憲監督(48)は2月1日から始まる沖縄・宜野座での春季キャンプで紅白戦を大幅に増やすことを明かした。勝負の就任2年目。12年ぶりのリーグ優勝に向けて、内容と結果の二兎を追うつもりだ。


 激アツの沖縄となる。ハイサイおじさんもビックリの実戦漬け! さぁ、そこら中で若虎たちの火花が散る。新人合同自主トレを視察後、スタッフ会議に出席した金本監督が、キャンプで実戦を多く取り入れることを明かした。

 「紅白戦は多くなりますよ。1クールに1回か2回かな。昨年よりも実戦は増えている」

 就任1年目は「開幕に合わせるキャンプじゃなく、基礎を鍛える」と、まさに練習漬け。紅白戦は3試合で、対外試合を含めても実戦は8試合だった。今年は2月1日からの28日間で6クールあるとすれば、紅白戦だけで6〜12試合と倍以上になる見通し。同13日のDeNA戦(宜野座)など対外試合も5試合程度予定されており、超過密日程となる。

 「(試合をするなら)できれば紅白戦。やっぱり野手が出られるから。投手も(対外試合より)倍、投げられる。対外試合になると打席数もイニング数も減ってくる。ユニホームが変わっての対外試合になると(気持ちも)違うと思うけれど、できるだけみたいから」

 対外試合なら、投手であれば遠慮なく、グイグイ内角を攻められる。しかし、できる限り試験場を与えたい。もっと選手をみたい。だから、紅白戦だ。ではなぜ、実戦をそこまで増やすのか? 昨秋のキャンプで得た感触が理由だった。

 「安芸のキャンプであれだけ追い込んでも試合ができた。パフォーマンスを下げることなく。みんな体力がついてきている。鍛える時間と鍛えるキャンプの中での実戦。両方を重視する」


 高山、北條、原口、岩貞、青柳らは鍛えまくっても音を上げなかった。大きな故障もなし。それどころか、スポンジのように技術を吸収し、基礎体力、筋力を強化していった。「シーズン中はもっと疲れるから」。長いシーズンに備え、疲労時のパフォーマンスもチェックしていく。

 昨季は開幕後、守備などのミスが目立ち、6月26日の広島戦(マツダ)で俊介と中谷が外野守備で交錯してサヨナラ失策負けを喫し、球団内で「開幕までの実戦が少なかったのでは」という声もあがっていた。もう初心者マークでは許されない。それは2年目を迎え、結果が問われる金本監督も同じだ。

 「基礎体力、基礎筋力がついた人間は今度、それをパフォーマンスに生かせるようなトレーニングというのをトレーナーと考えている。(昨春は)まずは強くしようというのが第一にあったから」

 筋肉をつけ、フリー打撃でサク越えを連発しても、「H」がついてこなきゃ意味がない。結果も重視する。3月31日の開幕広島戦(マツダ)に向けて、「2・1」からふるいにかけていく。 (阿部祐亮)


★OP戦4試合増

 金本監督1年目のオープン戦は15試合。7勝3敗5分けで5年ぶりに優勝したものの、試合数は12球団でソフトバンク、楽天、西武、日本ハム、DeNAと並んで最少だった。今季は4試合多い19試合で、開幕まで実戦漬けとなる。

★昨年の宜野座キャンプでの実戦

 金本監督の就任1年目の春季キャンプでは、「バスの移動時間がもったいない」と遠征での対外試合をできるだけ回避。宜野座で練習試合を4試合行ったが、敵地では2月21日のヤクルトとのオープン戦(浦添)のみだった。対外試合を減らす一方で「紅白戦なら、試合の前後もしっかり練習できる」と、15年は1試合のみだった紅白戦を3試合に増やした。

©2026 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.