巨人は21日、川崎市のジャイアンツ寮で契約更改交渉をスタートさせ、育成を含む26選手が更改した。ドラフト1位の1年目をわずか1試合の登板で終えた桜井俊貴投手(23)は、300万円減の年俸1200万円でサイン。背番号も21から36に変更となり、まさに「泣きっ面に蜂」の来季は、勝負の年となる。
希望を胸にプロの門をたたいてから1年。待っていたのは厳しい現実。1年目としては異例ともいえる20%ダウンの年俸1200万円でサインした桜井に、笑顔はなかった。
「けがをしたのが、すべてかなという感じ。復帰するまでの期間も長かったし、1軍で投げないとこういう結果になる。(ダウン提示は)悔しいのが一番ですね」
自身にも、チームにも誤算だった。即戦力として開幕ローテーション入りし、3月30日のDeNA戦(横浜)でデビュー。そこで右肘痛を発症し、五回途中で降板。復帰後も状態は上がらず、3軍の東大戦では6回7失点の屈辱を味わい、1軍から声はかからなかった。
期待値の高い分だけ、その反動も大きく、背番号は21から36に。日本ハムから吉川光がトレードで加入し、FA宣言したDeNA・山口の獲得に乗り出すなど取り巻く環境は厳しい。「とにかく『負けない』という気持ちを持って。自分はレベルアップしないと、その枠(先発)を取れないと思う」と前を向く。
23日、ウインターリーグ参加のため、台湾へ出発する。新球のカットボールにも取り組む右腕は「(球団からは)『入ったときと同様、評価はしている』と言ってもらった。来年やり返せるように頑張ります」と、再度の開幕ローテ入りと2桁勝利を目標に掲げた。 (長崎右)
「この1年間ほとんど投げなかったわけだから。(台湾で)取り戻すというか、しっかりできるようにしてきてほしい。良いチャンス」