4番に入った打でも二回、変化球をとらえて中前打。四回無死一、三塁では四球を選び、こちらも出塁率10割だ。
この日、ゴメスの退団が正式発表。FA交渉中のオリックス・糸井を獲得できた場合、福留の一塁転向プランを初明言した金本監督は「一塁・原口」の可能性について、「(本人は捕手を)やりたいでしょうね」と否定はしなかった。「原口の打撃は捨てがたい。打力だけならレギュラーとして最優先されるべき選手。そういうレベル」。
だからこそ改めて「捕手・原口」の見極めは、来春までと説明した。
「1年間、原口で100試合ぐらいいけるとなるのか。半分くらいとか、基本的にはキャッチャーをあきらめようっていうことになるかも分からない。矢野コーチの判断になる。2月いっぱいまで見て…。オープン戦まで入るかな」
もちろん原口本人の答えはひとつだ。「まずは捕手で勝負したい」。打てて守れる捕手として、レギュラーを勝ち取る。その強い決意を最終戦で示した。(臼井杏奈)
★今季の原口
4月27日に育成から支配下登録され、即1軍昇格。同日の巨人戦(甲子園)に代打で初出場し、2打席目に初安打。5月は月間打率・380、5本塁打、17打点で育成出身野手初の月間MVP受賞。球宴も監督推薦で選出された。7月31日の中日戦(甲子園)は4番で出場。育成出身の4番は球団史上初で、捕手の4番も田淵幸一以来、38年ぶり。一塁でも9試合スタメン出場した。今季は107試合出場、打率・299、11本塁打、46打点。シーズン後は右肩の状態を安定させるリハビリを続け、秋季キャンプ中の11月5日に、本格的な捕手のスローを解禁した。