今季も攻撃的2番でスタートした。シーズン序盤は1番・高山、2番・横田のコンビでダイヤモンドをかき回したが、次第に横田のバットが湿りコンビを解消。足を絡めた攻撃も減った。
「今年みたいに足の速い選手が、途中で打てなくなるとね。キツいんですわ」と指揮官は振り返る。だが、プロ通算打率・301を誇る糸井ならそんな心配は無用だ。
11日のFA交渉から3日が経過。まだ本人からの連絡はないが、指揮官は泰然自若。「悩むのは当然」とし、返答期限は「決めていない」とキッパリ。「信じて待つしかない」と待ち続ける姿勢を強調した。
自身が広島からFA宣言した2002年オフ。当時の阪神・星野監督から「俺なら悩んだら動く」という言葉で背中を押されたが、金本監督は決断を急かさない。
「(決断の仕方は)人それぞれ。熟考したいタイプもいる。僕は待つときは穏やかです」
糸井が悩む間に、金本監督は考える。超攻撃オーダーを、来季の戦い方を思い描きながら朗報を待つ。 (高瀬悟嗣)