ロシアW杯アジア最終予選B組(11日、豪州1-1日本、メルボルン)日本は前半5分にFW原口元気(25)=ヘルタ=の3戦連発弾で先制。1点リードを奪って前半を終えたが、後半にその原口がPKを与え同点。試合は引き分けに終わった。日本は次戦、11月11日にキリンチャレンジ杯(カシマ)でオマーンと対戦する。
前半は日本ボールでキックオフ。日本は5分、中盤で原口がボールを奪うと、長谷部がつなぎ素早く前線の本田へ。間髪入れずに左サイドからペナルティーエリア内に走り込んだ原口にスルーパス。ボールを受けた原口がGKの左横を抜くシュートでゴールネットを揺らした。日本にとってのファーストシュートが、原口の3戦連発弾となり日本が1点リードを奪った。その後は豪州の猛攻を受け、自陣に押し込まれた日本だったが、GK西川を中心に攻撃をはね返した。
守備から徐々にペースをつかむと29分には豪州のゴール前まで押し込み、左サイドへ展開。これを受けた原口がペナルティエリア内の中央でフリーになっていた本田にパス。狙いすましてシュートを打った本田だったが、GKの正面だった。
前半はそのまま1-0で終了。日本の1点リードで試合を折り返した。
後半は豪州ボールでキックオフ。日本は7分、豪州に押し込まれると、ペナルティーエリア内で原口が相手のFWを後ろから倒してしまいPKを献上。これをゴール右隅に決められ同点に追いつかれた。この後、勝ち越し点を狙い攻勢を強めた日本だったが、豪州の粘り強い守備に手を焼いた。
29分には右サイドを突破したDF酒井高からのクロスにFW小林が頭で合わせたが、横っ飛びしたGKにセーブされ得点ならず。終盤は36分に小林に代えてMF清武。39分にも本田に代えてFW浅野を投入し得点を狙ったが、決定機を作れず。試合はそのまま1-1で終わった。
国際サッカー連盟(FIFA)ランク56位の日本はB組4位につけ、46位の豪州は首位。過去の対戦成績は日本の8勝8分け7敗と互角だが、W杯予選に限ると6戦して4分け2敗と一度も勝ったことがない。
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