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コイ猛爆16点火付け!新井、史上42人目300号で仇打ち

二回、石川のシンカーをバックスクリーン右へ運んだ新井。通算300本塁打を達成した(撮影・今野顕)

 (セ・リーグ、ヤクルト4-16広島、15回戦、広島10勝5敗、2日、神宮)チームに漂う重い空気をバットで吹き飛ばした。広島・新井が中越えに13号先制2ラン。史上42人目となる通算300号本塁打で今季最多の16得点を呼び込んだ。

 「ちょっとこすり気味だったが本当にうれしかった。プロに入ったときは300本打てる選手になるとは思っていなかったし、お世話になった人に感謝したい」

 二回無死一塁だ。フルカウントからの6球目、石川の124キロシンカーをはじき返した。フェンス直撃だった場合に備えた一塁走者へのフェイクで中堅・比屋根が捕球体勢に入ったため、新井自身は一塁へ走りながら「あー、ダメだ」と表情をゆがめていた。

 しかし、走塁の勢いを緩めた直後、打球はバックスクリーン右に飛び込んだ。鯉党のため息も大歓声に変わり、「比屋根くんにだまされました」と笑った。緒方監督も「きょうは新井さんでしょう。新井さんで(新聞の)1面を書いてあげて」とたたえた。


 緊急事態を力に変えた。一回二死二、三塁の守備で、スイング(ファウル)したあとのバレンティンのバットが石原の頭頂部を直撃し、救急車で病院へ搬送された。会沢が急きょマスクを被る展開になっていたが、39歳のベテラン野手は冷静に打席に立った。

 7月は61打数27安打24打点7本塁打、打率・443。8月の初戦も2打数2安打3打点1本塁打で滑り出した。チームも3カードぶりに初戦を白星で飾り貯金は21。

 「勝ち試合で(記録を)達成できてチームメートに感謝したい。これからも一戦、一戦やっていきたい」。8ゲーム差で粘っている2位・巨人を突き放すべく、一戦必勝でこれからも打席に立つ。(玉木充)

 ◎…39歳6カ月の広島・新井が二回に2ランを放ち通算300本塁打を達成。プロ野球史上42人目。通算2179試合での到達は大洋・松原誠の1862試合を抜く最も遅いペースとなった。また、39歳6カ月での到達は中日・和田一浩の41歳9カ月に次ぐ年長2番目

 ◎…広島の優勝へのマジックナンバーの最短点灯は6日。広島が3、4日のヤクルト戦、5、6日の巨人戦で4連勝し、巨人が3日の中日戦で負けるとマジック31、勝つか引き分けだと32がつくなどいくつかの条件がある

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