女優、桐谷美玲(26)が主演するフジテレビ系月9ドラマ「好きな人がいること」(7月11日スタート、月曜後9・0)が、若者を中心に大きな話題を集めている。
同作は、桐谷演じるパティシエの主人公と山崎賢人(21)、三浦翔平(28)、野村周平(22)ふんするイケメン三兄弟の恋愛模様を描くラブコメディー。
月9王道の物語だが、同作の公式ツイッターのフォロワー数は、放送前にもかかわらず6月29日時点で26万人超を記録し、昨年7月期の同枠「恋仲」の最終フォロワー数27万人を早くも突破目前。
通常、フォロワーの数はドラマ放送後に増えていくもので、今年4月期最高の視聴率を獲得したTBS系「99・9-刑事専門弁護士-」の最終フォロワー数が約16万、同最高のフォロワー数だった日本テレビ系「世界一難しい恋」が約21万だったことからも、そのすごさがうかがえる。
人気の秘密は、投稿の数と、その面白さ。「好きな人がいること」に出演する桐谷や山崎、三浦、野村ら若者に人気のキャスト陣が流行の自撮りや、まねしたくなるシチュエーションの写真、動画などを頻繁に投稿していることだ。
かつてトレンディドラマ全盛期の頃は、ドラマを見た人々が、そのシチュエーションをまねていたが、いまは視聴者が、そのまねたシチュエーションを動画に撮って見せたがる時代。フジは、その心理を逆手にとって、相互で盛り上げる戦略を画策。今回のドラマでもマネしたくなるシーンをふんだんに取り入れた。
撮影の裏側を見せるSNS専用スタッフを作るなど、視聴者層ターゲットである若者によるネット上での情報拡散が狙いで、戦略は大当たりし、ドラマの好きことという略称も、フォロワーとの会話の中で生まれたほど。若者のテレビ離れが激しい昨今だが、話題になれば、ドラマも見る。視聴率主義のドラマ界に新風を吹き込む作品となりそうだ。(まろ)